カタログを作成する方にとって、いかに文字を目立たせて商品やサービスを紹介できるかが悩みの種ですよね。
しかし、素晴らしいと思うカタログを見てみても、一見何の変哲もなく、「どこをどう工夫しているのか全く分からない。」と不思議に感じる方もいらっしゃるでしょう。
気づきにくいですが、その正体は実は文字デザインなのです。
そこで今回は、良いカタログなら絶対にやっている文字デザインの工夫についてご紹介します。
■文字デザインの重要性
文字のデザインを工夫することで、こちらが最も伝えたいことを正確に伝えたり、覚えておいてほしいことを強調するすることが可能になります。
逆に言えば、この文字デザインに手を抜いてしまうと、良いコンテンツが台無しになってしまうかもしれないのです。
■画像や模様の上の文字は白か黒が良い
読みやすさを重視することが最優先であるため、文字が後ろの背景に溶け込んでしまってはいけません。
きちんと区別できる白か黒の文字にしましょう。
それでも文字が見えにくい時は文字の下に違う色を入れてみると良いでしょう。
■フチや影を使いこなす
文字を目立たせる方法として最も分かりやすいのはフチや影を付けることです。
ただ、フチや影が太すぎると隣の文字と重なって逆に見えにくくなるので、程よい太さを選びましょう。
また、模様や画像の上に文字を載せる場合は、フチや影がはっきりせず、文字が見えづらくなることもあるので確認してくださいね。
■文字の太さとフォントを変える。
特に題名や重要な部分の文字の太さを変えると、目を通すべき情報が一体何なのか伝わりやすくなります。
ここで気を付けて頂きたいのが、明朝体とゴシック体の混合です。
一貫性が無くなってしまいますのでやめましょう。
■サイズを変えてみる。
見出しは当然のことながら、「ここに注目してほしい。」という箇所は文字のサイズを大きくしてみましょう。
使うフォントによっては、サイズを変えた方が見栄えが良い場合もありますので、上の3つのポイントに比べると臨機応変に変えることが出来ます。
いかがでしたか。
文字デザインの工夫に関する知識は深まったのではないでしょうか。
存在するツールを使えば使うほど、目に付きやすい文字になるというわけではありません。
また、目立ちすぎて商品が全然目に入ってこないという状態も良くありません。
写真の雰囲気や文字数に応じて、適切に使用する機能を選ぶことが、誰もが見たくなる、良いカタログ作成の近道になるのです。