月刊誌=出版社というイメージを抱いていませんか?実は、広報誌や機関誌も月刊誌の一種なのです。
しかし、「私たちの仕事には直接関係しないだろう。」と思ってしまいがちです。
広報誌の作成に始めて挑戦する方で、「月刊誌の作り方を知っているか?」と聞かれてすぐに答えられる方はなかなかいらっしゃらないでしょう。
そこで今回は、月刊誌が作られる流れとポイントについてご紹介します。
■月刊誌作成の大まかな流れ。
1.企画提案
特集記事や連載記事の内容について、企画会議で話し合います。
会社によっては毎回ネタを持ち寄る人が決まっていることもあれば、その都度担当を順番に回していく場合もあるでしょう。
どちらの場合も他の部署と連携をとることが多いです。
2.原稿の作成
よく勘違いされやすいのが、原稿は文章だけを考えるというものです。
しかし月刊誌の場合は、原稿の作成といえば、写真や図など、掲載するものすべてについて考えなくてはなりません。
自社で書くのが難しい場合、ライター業者に依頼することもあります。
3.校閲を行う。
続いて、文脈がおかしくないか、誤った情報は載せていないか確認する作業に入ります。
先ほどの原稿作成に携わった人間以外の人が担うことになっていますので、気を付けてください。
編集者か専任された人が行うことが多いです。
4.デザインを考える。
まず、原稿に従って、写真や図を指定された所に配置します。
印刷会社に任せることも多いでしょう。
特に特集記事は毎回手の込んだものになります。
5.校正をする。
これまでの作業の結果を確認して、誤っている所が無いか確認します。
6.印刷
ほとんどの場合、印刷会社で行います。広報誌や機関誌は、届先へ配送します。
■月刊誌を作る上で注意したいこと。
月刊誌で一番大変なことは、毎回異なる特集記事を考えることです。
きちんと読み手が「知りたい。」と思っていることでなければいけません。
連携をとるのも欠かせないですし、基本的に期限も決まっているので、何よりも正確にこなすことに努めましょう。
いかがでしたか。
月刊誌の作成における流れとポイントがお分かりいただけたでしょうか。
一度作成したら当分作ることのないマニュアルやパンフレットとは異なり、前回や次回とのつながりを意識して作らなければならないので負担も大きいでしょう。
上の作成段階のうち一つでも上手く進行しなければ質が落ちてしまいます。
月刊誌をもっと身近に感じて一連の流れをイメージしてみてください。