冊子印刷が完成しました
毎度ありがとうございます。
今回は会報誌総集編(創刊号から56号までを一冊に纏めた冊子)です。
【冊子印刷の仕様】
種類:報告書
サイズ:A4変型判(ヨコ197㎜×タテ272㎜)
綴じ方向:右綴じ
入稿形式:印刷物およびコピー原稿
部数:200部+予備5部
頁数:表紙4p+本文464p+前後見返し 背厚29㎝
刷色:Black & Blackセット(表紙が金箔文字と本文が黒インク印刷のセット)
印刷方式:オフセット印刷(書店本と同等品質)
用紙:表紙 レザック66 260㎏(皮のようなエンボスがついた紙・厚め、表紙向き)
本文 ブライトーン53.5Kg(嵩高書籍用紙・ナチュラルホワイト)
製本:無線綴じ(表紙くるみ+前後見返し付き)
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表紙 色校正:―
冊子完成本サンプル:―
用紙のみ製本サンプル:―
印刷前最終ページ校正:―
データ補正:○(ノンブルセット)
データ追加制作:○(扉・目次・挨拶文・奥付編集)
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・品質を良くするために工夫したこと3点
1)『印刷濃度の調整』
実際の印刷物およびそのコピーが原稿だったので、スキャンの段階で濃度調整をし、更に印刷の濃度確認(試し刷り)をしてから本刷に入りました。
2)『本文用紙の選定』
今回は会報誌の総集編(記念誌)でしたので、厚い用紙をご希望でした。が、厚い用紙の場合、束幅は広くなりますが重くなってしまいゴワゴワしてめくりにくいのでページものには適しません。
そのため紙の厚みを確保しつつ束幅が広くできて、めくりやすく、読みやすい、尚且つ重さも抑えられる嵩高の書籍用紙を選定しました。
3)
『表紙の箔押し文字』
今回、表紙は「レザック66 260㎏」を使用し、印刷ではなく箔押しの文字にしました。
レザック66 260kは レザック66の中では一番厚い用紙です。 (一般的な厚さは175㎏。特にお決まりでなければ、レザック66 175kg で見積もりをしておいてよろしいかと思います。)
この箔押しとは熱転写箔裏面の接着剤を版からの熱で活性化し、材料に箔を転写する製法で、金・銀のほか赤や青などカラフルな箔もあります。
この製法で必要な版(型)と箔は面積によって金額が変わってきます。
出来るだけ面積を小さくするため、位置決めのための「トンボ」のみオフセットスミ1Cで印刷し、その刷り本に表紙と背文字部分の金箔を押しました。
またどうぞよろしくお願いします