セミナーの質を上げるために欠かせないのが、受講者に配る「資料」。みなさんはこの資料をどのようなフォーマットで作ろうとしていますか?
デザイン性が高く、伝えたいことを伝えるのに非常に役に立つのがOfficeのPower Pointです。
そこで今回は、このPower Pointを使ってセミナー資料を作る際に気をつけるべき注意点を3つほどご紹介させていただきます。
これを読めばセミナー資料作りのポイントがわかって、セミナー全体の質を上げることができますので、ぜひ一度ご覧になってください。
■ワンスライド・ワンメッセージ
資料を作る際に、どうしても伝えたいことがたくさん出てしまい、1枚のスライドにたくさんの文字と画像などを入れてしまう方をよく見かけます。
しかしこれは、かえって読む人を混乱させてしまい、一番伝えたかったことも伝わらなくさせてしまいます。
本当に聴き手側のことを考えるのであれば、一つのスライドで伝えることを一つまでに留めて、全体の構成を考えたほうが良いでしょう。
そうすることで、その話で一番伝えたかったことが明確に聴き手に伝わり、全体としての論理構成もわかりやすくなります。
■KISSの原則
KISSとは、”Keep it short and simple.”の頭文字をとったものです。直訳すると、「短く、そして簡潔に。」といったところでしょう。
セミナーにおいて、受講者が本当に求めているのは「資料」でしょうか、それとも「登壇する話し手」でしょうか。
その答えはおそらく後者だと思います。だからこそ、資料に関してはあくまで短く簡潔にまとめて、本当に必要な情報のみを掲載しましょう。
そうすることで、資料に目を取られることもなく、聴き手もシンプルに話し手の話を聞けるようになるのです。
■スタンドアローンの原則
スタンドアローンとはつまり、”Stand alone”で、「一人でも立てる。」ということです。
これはどういうことかというと、「資料だけでもしっかりとメッセージが伝わるようにする」ということです。
このために必要なのは、情報を具体的にすることです。
例えば、「最近」といった表現や、「迅速に」といった表現です。これらは後から資料を見ると、「実際どのくらいの期間なの?」という疑問を引き起こしてしまいがちです。
このような表現は採用せずに、具体的な数値を明示したほうが資料としては完成度の高いものになると言えるでしょう。
いかがでしたか。
Power Pointでセミナーの資料を作る際に覚えておきたい3つのポイントがご理解いただけたでしょうか。
これらは一見、基本的なことのように思えますが、意外に多くの方が守れていないことであり、これらを意識するだけで資料の質は格段に上がってきます。
ぜひ、こうしたポイントを押さえた素晴らしい資料を作ってセミナーを成功させてください。