皆さんは年次報告書をどのように書いていますか?事務的に書いてしまったりはしていないでしょうか?
実は年次報告書は外部の方々に自分たちの企業活動を知ってもらう絶好のチャンスです。
そこで今回は年次報告書の分かりやすい書き方についてお話します。
この機会に分かりやすい年次報告書の書き方を知って企業の魅力がより伝わるようにしてみましょう。
■年次報告書とは
株式を上場している企業などが、1年間の企業活動を報告する報告書のことです。
株式を公開している株式会社では投資家や取引先に対して毎年、現在の会社の状況やこれからの会社の方向性などについて年次報告書を書くことで伝えていきます。
例えば株主の方に対しては財務状況の概略や取締役の保有株数を伝えたり、取引先など外部の組織や人々に対しては会社の雰囲気が伝わるような内容を伝えることで投資家に安心感を与えるのが主な目的になります。
■年次報告書の分かりやすい書き方
・写真や表を使う
年次報告書はある程度フォーマットが決まっている企業もありますが、実は特に決まりはありません。
そのため図や写真で視覚的にもわかりやすく伝えることが重要になります。
例えば会社の中で社員がどう働いているのか、会社の雰囲気はどうなのかといった情報はなかなか文章では伝わりにくいものです。
そこで写真を付け加えることで読む人がイメージしやすくすることが重要です。
また、経営方針や財務状況も文字だけではすぐに理解するのがなかなか難しいこともあります。そこで図や表を用いることで視覚的にすぐわかるようにするなど、工夫することが大切です。
・デザインを工夫する
年次報告書は会社紹介の要素が強いため、読んですぐわかるようなデザイン性も重要となります。文字のフォントやサイズを工夫したり、見出しの表現や位置なども工夫してみたりして、読み手が読みたくなるような見やすいデザインを作り上げましょう。
またレイアウトも写真や表を取り入れたり、文章のない部分にロゴを入れたりするなど、ちょっとした工夫で魅力的な年次報告書を作ることができます。
このようにIR情報も大切ですが、会社の雰囲気が伝わるような工夫やデザイン性で読み手により魅力を伝えるような工夫が会社の評価の向上につながりますし、それによって投資家の安心感にもつながります。
いかがでしたか。
年次報告書は自社や自団体の普段の活動を多くの方に伝えることができる貴重な機会です。
以上の点に注意して多くの方に自社の魅力を知ってもらいましょう。