商品カタログは、商品の売り上げを左右する非常に大事な要素です。
商品のクオリティがいくら高かったとしても、商品カタログが雑に作られたものであれば、顧客に、信頼できない会社であると判断されかねません。顧客に受けるカタログにはある程度の型があるので、それを守ることでカタログのクオリティを保つことができます。
今回は印刷会社に注文するまでのカタログ原稿の作り方についてご紹介します。
1 部数を決める
一般的に紙のカタログはそれなりにコストがかかりますが、少しの手間をかければ、コスト以上の立派なものが仕上がります。
後で追加して印刷しようとするより1回で印刷してしまった方がコストを抑えられるので、最低1000~3000部印刷することをお勧めします。
2 コンセプトページを考える
実はカタログを構成する要素というのはコンセプトページと商品掲載ページの2つしかありません。
コンセプトページは商品にブランドイメージを紹介していきます。
例えば、商品がワインだとするならば、コンセプトページにはブドウ畑の写真、生産者からのメッセージ、そのワインの歴史などを盛り込みます。
もちろんこれだけでも十分コンセプトページとして成立するのですが、キャッチーなコピーを入れられればなお完成度が高まります。
3 商品紹介ページを考える
一般的には商品名、商品写真、商品のスペックと特徴を記載します。
詰め込みすぎるのもよくないので目安としては1ページ5~10点と考えてください。掲載する商品の数とコンセプトページを合わせれば、カタログのページ数が決まります。
製本の都合上、ページ数は4の倍数にすることが多いです。
ページ数に空きが出た場合は、コラム形式の文章で埋めましょう。ワインの場合であれば、保存方法、おいしいワインの飲み方、ワインのトリビアなどが妥当です。
また、目玉商品について掘り下げることも非常に有効です。人は選択肢が多いほど、何を選べばいいかわからなくなるという心理学的見解があるので、こちらからおすすめ商品について掘り下げれば、顧客の悩みを解消することができます。
4 印刷を依頼する
印刷を依頼する前に会社員の方であればしっかりと周りと相談してください。
印刷が終了した後で上司の方からイメージと違うなどと言われては、取り返しがつきません。
また、会合でカタログを配る予定の場合は、印刷スケジュールに余裕をもってお取り組みください。
以上、顧客に受けるカタログの作り方についてご紹介しました。
カタログを不備なく作り、カタログからの売上を伸ばしていきましょう。