インターネットが隆盛する時代に、自分史を作って意味があるのかと思われる方もいるかもしれません。
しかし、自分史は、インターネットとは違う層の方々に読んでもらえる点で、いまだに人気があります。
また、自分史を出版することで、新たな仕事や関係が舞い込むこともあります。
今回は自分史を作るときのポイントについてご紹介します。
1 本屋にある自分史を手に取る
まずは、本屋に行って他の人の自分がどのような本であるかを確認しましょう。
表紙や中身のレイアウト、目次などをチェックします。どこの本屋でも見れる自分史としては、本田宗一郎さんや松下幸之助さんの本があげられます。
装丁を真似ると価格が跳ね上がってしますので、構成とデザインに着目します。
2 形式を決める
自分史には、時系列形式と物語形式の2つがあります。物語形式は、自分の経験をストーリー形式にして書き上げる形式です。
半沢直樹のようなストーリーをお持ちの方であれば、大変面白い本になりますが、難易度が高いのでおすすめはできません。
時系列形式では、年表を作成し、いくつかの区分に分けてネタがあるものから書いていくスタイルです。
執筆スピードが速く、ストレスも少ないのが利点だと言えるでしょう。
3 ネタを集める
強く記憶に残っている出来事なら、すぐに書き始めることができますが、幼年期や学生時代のことは思い出しにくいですよね。
そのときは、文化の歴史と重ねながら考えてください。
アイドル、本、ドラマに関して自分がどう思ったかを思い返してみれば、当時を知らない人にとっても興味深い話を書くことができます。
また、あまりにも長時間考えてしまうと脳に疲労がたまるので、1日の内30分というように、ネタ探しを習慣化するようにしましょう。
自分史づくりには「継続は力なり」という言葉が一番必要です。
4 執筆する
年表に描いたネタを参考にしながら、少しずつ執筆していきましょう。
自分の歴史について書いたら終わりではなく、今後どう生きていくかを盛り込めば、もう一段深みが出ます。
5 印刷する
出版社が全てを代行してくれる方を除けば、多くの方は自分でデータを印刷会社に入稿しなければなりません。
ですから、パソコンのソフトで集めたネタを順番に執筆していきます。パソコンに慣れていない方であれば、入稿時のデータの種類や手直しを理解するのに手間がかかるので、きちんと相談に乗ってくれる印刷会社を選ぶことが重要です。
以上、自分史を作るときのポイントについてご紹介しました。
自分史を作って、たくさんの方にあなたの歴史を知ってもらいましょう。