冊子印刷が完成しました
毎度ありがとうございます。
今回は 図鑑(上製本)、カラーページオフセットUV印刷です。
【冊子印刷の仕様】
種類:図鑑(上製本※ハードカバー)
サイズ:A4判(ヨコ210㎜×タテ297㎜)
綴じ方向:左綴じ・長辺とじ
入稿形式:組版(印刷用データを作成)
頁数:表紙4p+本文364p 背厚2.5㎝
刷色:カスタマイズセット(表紙がクロス+ツヤ消し金箔と本文がカラー印刷+黒インク印刷のセット)
印刷方式:オフセット印刷(UV印刷)
用紙:
カバー:コート紙110k+ツヤPP加工(フィルムコーティング)
表紙 :クロス(細布まつば)ボール紙チップ32号
本文 :カラーページ コート紙110k(厚め・白紙)・モノクロページ 上質紙90k(やや厚め 白紙)
製本:上製本(花布あり・スピンなし)
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表紙 色校正:―○
冊子完成本サンプル:―
用紙のみ製本サンプル:―
印刷前最終ページ校正:○
データ補正:○(目次の調整・表紙の簡易デザイン・背文字入れ)
組版:○
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今回は蝶図鑑です。
・品質を良くするために工夫した点…
- 『色が鮮やかに自然にでるように、写真を補正』
図鑑の写真の場合、通常の商業印刷とは別のノウハウが必要になります。クライアント様からは「透明感のある色を」とのご希望がありましたが、図鑑のノウハウを持たない印刷技術者が対応すると、透明感はあっても何となく人口的な、いかにもPhotoShopで色を補正したような仕上がりになってしまいます。
図鑑の写真、生物の写真に求められる色合いは、結局のところ「自然な色合い」という言葉でしか表現できません。しかし自然な色にしたいのなら、何にも手を加えずただ印刷すればいいのかというとそうではありません。
自然な色を出すためには、人間の目の色補正のクセ、紙のクセ、インクのクセ、印刷機械のクセを正確に認識した上で、非常に人工的な、事前の色設定が必要になります。
自然の仕上がりを実現するには、入念かつ人為的な下準備が欠かせないともいえます。
・コストを抑えるために工夫した点…
『カラーページとモノクロページを半々にページ建てを分ける』
カラーページ184p、モノクロページ180pですが、カラーページが全ページにまんべんなく組み込まれますと、全ページフルカラー印刷となりコストアップとなりますので、前半カラー(図版)・後半モノクロ(解説)にページ建てをわけ、フルカラーとくらべコストを約3割減にしました。ページ建てに関しましては、企画の段階でページ繰りを決める必要があります。ページ繰りによってコストが変わりますので、前段階でご相談いただければと思います。
またどうぞよろしくお願いします♪