小説本を製本する前に。知っておきたいサイズの違い。


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「小説本を製本したいが、用紙のサイズをどうすればいいのかわからない。」
「サイズによる本の違いを知りたい。」

そのように思われている方へ。

本屋に行けばいろいろなサイズの小説本がありますね。

少しサイズの大きい本がある一方で、同じタイトルにもかかわらず、少しサイズの小さい本もあります。

それぞれにはどのような違いがあるのかについて、今回は小説本のサイズの視点から、本のサイズの寸法とそのサイズで出版されている本の違いについてご紹介します。

●サイズの違い

一般的な小説本には3種類のサイズの本が出版されています。

・A6サイズ
小説の単行本はこのサイズで出版されています。
寸法サイズは横105mm×縦148mmです。

・B6サイズ
小説の文庫本はこのサイズで出版されています。
寸法サイズは横128mm×縦182mmです。

・新書版サイズ
新書体や漫画の単行本はこのサイズで出版されています。
寸法サイズは横103mm×縦182mmであることが多いです。

●単行本と文庫本、新書の違いとは

・単行本
単行本とは、文芸誌で発表された作品をきれいにまとめたものをいいます。

価格は比較的高いですが、ハードなカバーになっているため丈夫で保存しやすいです。

表紙には文庫本に比べて凝ったものが多いです。表紙を見て本を手に取る方も多いのではないでしょうか。

また、好きな小説家の本をすぐに読みたければ単行本を購入される方がお勧めです。

・文庫本
文庫本は、単行本が出版されてからある程度の時期がたってから出版される小説本です。

その本の人気や出版数にもよりますが、単行本が出版されてから約1年~3年後に出版されることが多いです。

サイズはA6サイズであるため、単行本に比べて持ち歩きやすく通勤中の電車内でも読みやすくなっています。

単行本に比べて安価であり、また出版時期が遅いため内容が増加することがあり、また筆者のあとがきが追加されるといったような改定が施されます。

ゆえに一般的に、すぐに読みたい本ではないのであれば文庫本がお勧めとされています。

・新書体
学術や報道的内容を専門家が一般向けにわかりやすく書いた学術書や教養書であることが多いです。

小説本を出版する上では、新書版サイズはあまり適用しないでしょう。

●最後に

今回は、小説本を出版する際に知っておきたいサイズの違いについてご紹介しました。

手軽さ、持ち運びさ、を重視するのであれば、A6サイズの小説本を。
大きく存在感を示すことを重視するのであれば、B6サイズの小説本を。

このように出版される方のご希望によって、サイズを確定することが可能となりますね。