皆さんは、報告書を作成する時にフォントの種類や効果を意識したことがありますか?
特にフォントのことは気にせずに作成するという方も少なくないかと思います。
しかし、実際のところフォントの種類や効果はたくさんあるので、フォントの知識があるとよりわかりやすい報告書を作成することがきできるようになります。
そこで今回は、わかりやすい報告書の作成に役立つフォントの知識をご紹介します。
◆フォントの種類
・明朝体
筆で描いたような文字で、印刷物の多くに採用される最も標準的な書体です。
・ゴシック体
こちらも明朝体と同じ程に人気で、線の全ての幅が均一になっている書体です。
・メイリオ
丸みを帯びていて、柔らかい印象を持つ書体です。
このように、フォントにはそれぞれ異なった性格を持ちます。この特徴を利用すると読み手に意図したメッセージが伝わりやすくなります。
◆フォントの効果
人は言葉の意味に加えて視覚からの情報でメッセージを補正してより鮮明にする能力を持っています。
そのため、フォントを意図的に利用することで効果的にメッセージを伝えることができます。
例えば、「おめでとうございます」この言葉をそれぞれ3つのフォントで書くと印象が変わります。
明朝体の場合は大人っぽくて上品な印象に、ゴシック体の場合は、男性的で存在感のある印象に、メイリオの場合は、幼さや親近感を感じさせる印象になります。
このように、受け取る印象によってメッセージ性も変容します。
◆ビジネスでのフォント
先ほどの例でみたフォントのメッセージ性をビジネスの場で利用すると、わかりやすい報告書を効果的に作成できるようになります。
明朝体は上品で大人っぽい印象 を内包する書体です。
そのため、相手にお願いするときやお詫びをするときなど、丁寧にお知らせしたい場合に有効です。
一方、ゴシック体 は、規則正しく存在感のある書体です。
そのため、非常に読みやすく、報告書やビジネスメールなどの定型的な文章に有効です。
最後に、メイリオ は、幼さや親近感を感じさせる書体です。
そのため、いかにも商業的に厳粛なの場というよりかは、ちょっとしたプレゼンのパワーポイントなどに有効です。
◆ビジネスで使えるフォントは用意する
フォントは自分の環境にインストールすることができます。
特にビジネスの場では、独自のフォントの使用はタブーとされているため、あまり好ましくないでしょう。
理由は、なるべく標準化された環境である方が伝える、伝わりやすい社会が生まれて生産性が上がるからです。
標準的なフォントとは、今回ご紹介した明朝、ゴシック、メイリオなどが該当します。
◆まとめ
今回は、わかりやすい報告書の作成に役立つフォントの知識をご紹介しました。
報告書の作成に役立つ知識は他の記事でも紹介しています。
ご興味を持たれた方は是非、ご覧ください。