自費出版物を制作するにあたって考えたいポイントについて


自費出版物を出すにあたって、出来の悪いものは避けたいですよね。
しかし、自費出版ということもあり、自分の思いのまま出版するとなると、意外と初歩的な見落としをしていたりするものです。

今回は、自費出版物を制作するにあたって考えたいポイントについてご紹介します。

・誰に読んでほしいのかを決める

出版する本は誰に読んでほしいものでしょうか?
子供や親戚、年賀状をやり取りする仲間に読んでほしいという人もいれば、もっと多くの人たちに読んでほしいという人もいます。

読んでほしい人を決めることで、出版する本の部数や装丁レベルを考えることができます。

また、それに伴った費用や納期と言った具体的な計画も進めることが出来ます。
つまり、まずは本を読んでほしい人を決定しないことには何も始まらないのです。

本を書き始める前に、必ずどんな人に読んでほしいのかということを決めるようにしましょう。

・本の仕上がりのイメージする

本の仕上がりには、二種類あります。
一つ目は、上製本です。
上製本は、表紙の芯にボール紙等の厚めの紙を使用し、紙や布で包んだ本です。
比較的豪華で頑丈な装丁の本となっています。

二つ目は、並製本です。
並製本は、表紙を一枚の厚紙で包んでいて、雑誌や文庫本が並製本に該当します。

最近では、カバーや表紙を多色刷にして、おしゃれな本を制作する人も多くなっています。

自分の希望のイメージが分かれば、内容とリンクした装丁の提案や価格の大まかな目安なども相談できるため、早めにイメージを固めるとよいでしょう。

・制作スケジュールを決定する

場合によりますが、制作する本の完成日が動かせないこともあります。
遺稿集や追悼集は法事の日までに作らなければならないことが多いですし、斜視や記念誌は式典などに間に合わせなければなりません。

そのため、余裕をもって期日までに完成させなければなりません。
そういった際に重要となるのが、制作スケジュールです。

後々、制作スケジュールがずれていることが判明しては目も当てられません。
綿密な制作スケジュールを立て、その通りに制作を進めていきましょう。

また、スケジュールのずれが判明した時点で、その都度スケジュールを更新するようにしましょう。

今回は、自費出版物を制作するにあたって考えたいポイントについてご紹介しました。
自費出版物は、あなた自身の思いを他の人に伝えるための一つの手段です。
少しも妥協せず、あなたならではの一冊を作り上げましょう。