Wordで原稿を作成している際に、「まだ保存していないのに消してしまった!」ということはございませんか?
「また作り直しか・・・」
いえいえ、そんなことはございません。
Wordには自動保存機能がありますので、ご自身で上書き保存していなかったとしてもまだ望みはあります。
今回は、間違えて保存する前にWordを落としてしまった時に使える、「Wordの自動保存・自動回復機能」についてお話しします。
■Wordの自動保存・自動回復とは?
Wordには、自分で上書き保存や名前をつけて保存を押していなくても、自動で保存してくれる機能があります。
自動回復とは、自動保存していた内容を回復してくれる機能で、パソコンが固まって再起動せざるを得なくなった場合や、間違えて保存する前に消してしまった場合に有効なので、覚えておきたいですね。
■自動回復の方法
「ファイル」から「バージョン管理」のところを見ると、自動保存したファイルの一覧が表示されています。
ファイルを回復したい場合は、回復したいファイルを選択すれば、容易に回復することができます。
上書き保存を一切していない状態で、パソコンが固まってWordが機能しなくなった場合でも復元できるのです。
ただ、「バージョン管理」のところに、回復したいファイルが無い場合は、残念ですがまた原稿を一から作り直す必要があります。
■自動保存の設定を充実させる
デフォルトのままでも十分いいのですが、より効果的に自動保存するために設定をすると良いでしょう。
「ファイル」をクリックした後、「オプション」を選択し、「保存」の部分を見てみると、「ブックの保存」の部分に、「次の間隔で自動回復用データを保存する」とあると思います。
これを調節しましょう。
人によって間隔が短い方が良い場合や、長い方が良い場合あると思うので、ご自身の好きなように調整してみてください。
「保存しないで終了する場合、最後に自動保存されたバージョンを残す」と書かれているチェックボックスにチェックをすると、もっと安心ですね。
逆に、自動保存が嫌な方は、チェックを外しましょう。
自分で設定していなくても自動保存されるようになってはいますが、自動保存されていない場合もしばしばありますので、数分おきに上書き保存をすることを意識するのが一番いい方法かもしれません。
■おわりに
自動保存・自動回復についてお話ししました。
設定で自動保存の間隔を狭くすることで、Wordが落ちてしまった場合でも直近のファイルが残っている可能性は高いです。
ただ、自動保存・自動回復だけに頼っていると、うまく自動保存されていない時もありますので、ご自身で意識的に上書き保存をすることをお勧めします。