商業出版の雑誌を出版したい、参考書などを出したい、自費出版で単行本が出したい、といった方多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「作成時のポイントやアドバイスが知りたい」「失敗しないためにはどうすればいいか」とお悩みの方に今回は作成時に気を付けておくべきポイントや心構えを紹介します。
【商業出版物作成時のポイント】
▪企画書がすべて
商業出版物は出版社に直接原稿をもっていっても受け取ってもらえません。まずは企画を認めてもらうことが最重要項目です。
編集者はとても忙しいので生半可な企画書では中身までしっかり目を通す前に読んでもらえなくなります。
それでは出版ができないので、出版社の編集者を「これはおもしろそうだ」と納得させるような企画書が必要になってきます。
企画書の内容はタイトル、概要、企画背景、ターゲットなどに主に力を入れて書きましょう。
合わせて出版の必要性もアピールすることを忘れないようにしてください。
大手でない企業や個人の場合は最低でも3社くらいは回る心構えでいましょう。
【自費出版物作成時のポイント】
▪儲からない前提
自費出版を考えている方にまず心得ておいてほしいことは「儲からない」ということです。
商業出版の本と同じように流通させようと考えて個人で出版しても、たいていの本は流行りません。
自費出版では全国の書店に置かれませんし、広告もないのが一般的です。
▪責任は自分にある
著者が絶対な自費出版ですから、醍醐味は自由に書けるということです。
自由に書けますがその責任はすべて著者が持たなければいけないため、内容には十分注意しましょう。
著作権やコピーはもちろん、その内容で誰かが被害にあわないかどうかも十分検討してください。
▪作成業者を見極める
自費出版をサポートしてくれる業者の中には悪質業者が混ざっています。
ほとんどは良心的に支えてくれますが、書く側が素人だから少しぼったくってもわからないだろう考える業者は少なからず存在します。
費用が安かったりうまい話が多かったりする業者は簡単に契約してはいけません。
では、どうやったら悪徳業者にひっかからずに済むでしょうか。
対応が親切、丁寧であるかどうかだけでは決めてはいけません。自分が安心して任せられるかどうかを基準にして考えましょう。
質問をたくさんしても丁寧に答えてくれる、納得のいく見積もり、資料を出してくれるようなら安心だと言えるでしょう。
商業出版物、自費出版物両者の作成時ポイントは以上です。
商業出版でしたら企画書に重きを置く、自費出版は自由だが責任はすべて自分にあるということに注意して作成してください。
商業出版物、自費出版物の印刷の際は「協友印刷」まで。