イラストレーターで原稿を書こうとしている方へ。ポイントをご紹介します


イラストレーターというソフトを使って原稿を書く方はいらっしゃいますか?
イラストレーターは、写真と文章を組み合わせた原稿を書く際に非常に便利です。

今回はイラストレーターについて、その特徴や原稿を書く際のポイントをご紹介します。

○そもそもイラストレーターとは?

イラストレーターは原稿を書く際に使われるソフトで、写真と文章を組み合わせたり、イラストを等間隔で並べたりする作業ができます。

正確なデータ・レイアウトの作成ができるため、重要な資料や企業名、まったく同じ色や形、比率を再現しなければならない正確さが求められるデータを処理するのに向いています。

また、ベクターデータという画像を拡大しても画質劣化が起こらないという特徴もあり、とても有効です。

○イラストレーターを使って原稿を書く際のポイント

・画像がリンク配置になっているか

イラストレーターでは、画像は埋め込みではなく、リンク配置で入稿した方が無難です。
※入稿の際には必ずリンク画像を一緒のフォルダにまとめるなどして入稿してください。
リンク配置のほうが無難であるのは、個別のファイルの大きさが軽くなるからですが、リンク画像の入稿し忘れも多いのが実情です。
心配であれば埋め込みの上ご入稿いただくか、入稿前に確認をしましょう。もちろん、リンクファイルがない場合はきちんとご連絡の上、再入稿してもらう印刷所ばかりですので、安心して原稿を作成してください。

・余分なパス(線)は削除する

余分なパス(線)の存在は、原稿サイズに影響を及ぼしてしまうので、削除すべきでしょう。

・塗り足しが正しく設定されているか

フチなし印刷にする場合、仕上り線より上下左右を3㎜ずつはみ出して色塗りするように設定する必要があります。
仕上がりサイズの外側にオブジェクトが3㎜程度はみ出ていないと、意図していなかった余白ができてしまいます。

・仕上がり線が実線になっていないか

仕上がり線が実線で書かれてしまっていると、実際の印刷物にもその線が残ってしまいますので注意が必要です。

・色の濃度の違いに注意

スミベタのオブジェクトの上に、背景がブラックの画像を配置するときは色の濃度の違いに注意が必要です。
なぜならブラックの濃度が違った場合、配置する画像の縁が印刷されてしまうからです。

・縦型デザインの天地関係に注意

縦型デザインを作成する際には、天地の関係性を確認する必要があります。
おかしな天地の関係性にならないためには、ご自身による確認で、印刷会社のテンプレートを参考にすると良いかもしれません。

以上、イラストレーターの特徴や、イラストレーターで原稿を書く際のポイントについてご紹介しました。
企業のロゴを作成する際など、正確さが求められる作業にはイラストレーターはうってつけです。

これから、印刷物の原稿を書こうとしている方はイラストレーターを有効活用していただければと思います。
また、この記事がそのような方の参考になれば幸いです。