「写真と文章が混ざった印刷物の原稿を作りたいな」
このようにお考えの方には、イラストレーターがおすすめです。
イラストレーターは非常に便利なソフトウエアですが、ポイントをおさえておくことでより使いやすくなります。
そこで今回は、イラストレーターで原稿を作るときのポイントについて解説します。
□イラストレーターとは
イラストレーターとはAdobe社のパソコン用のデザインソフトのことです。
ウェブサイトのバナー、チラシ、カタログ、ロゴマークなどの作成に適しています。
さまざまな描画のテクニックをクリックひとつするだけで適用できます。
□イラストレーターを使うときのポイント
イラストレーターを使って、印刷物の原稿を作成するときに注意するべきポイントを4つご紹介します。
*フォントをアウトライン化する
パソコンによって搭載されているフォントは違います。
そのため、アウトライン化されていないフォントを印刷してしまうと、自分が思っていた仕上がりとは異なるものになってしまう可能性があります。
*ドキュメントカラーモードを確認する
印刷物の原稿データを作成するときは、カラーモードをCMYKカラーに設定しましょう。
CMYKカラーモードに設定しておかないと、原稿の色の再現性が落ち、いざ完成されたものを見たときに納得のいかない仕上がりとなってしまいます。
*解像度を確認する
印刷物の原稿で使用する画像の解像度は、350dpiぐらいが良いでしょう。
解像度がこれよりも低ければ画像が粗く印刷されます。
もともと解像度が低く画質の悪い画像の画質を良くすることはできないので注意してください。
また、解像度が必要以上に高すぎると、ファイルが重くなってしまいます。
ラスタライズ効果を設定することで画像の画質を最適化できます。
*塗りのパターンに注意する
塗りのパターンを使うときは、分割・拡張操作を行いましょう。
塗りのパターンというのは、デザインパターンを登録し、ブラシとして使えるというものです。
分割・拡張操作を行わないと、印刷時に自分でデザインしたパターンがずれてしまう恐れがあります。
パターンの絵柄がずれてしまうと、自分が意図していたものとは違う仕上がりになる可能性があります。
□まとめ
イラストレーターを使うときのポイントについてご紹介しました。
文章だけの原稿や、数100枚にも及ぶ大量の原稿を作成するときでなく、企業のロゴを作ったり、ポスターを作成したりするのにとても便利です。
印刷物の原稿を作るときにイラストレーターを使ってみてはいかがでしょうか。