社内マニュアルを作成していく中で、チェックリストというものを目にする方は多いと思います。
しかしそのときに「チェックリストなんて必要ないよな。」と思っていませんか?
実は、チェックリストは社内マニュアルを有効に活用していくためには必要不可欠です。
そこで、今回は社内マニュアルにどうしてチェックリストが必要なのかについて解説します。
□そもそもチェックリストとは
マニュアルに書かれている業務は、漏れなく実行されなければなりません。
しかし、本当に漏れなく業務が実行されているかは、後から確認しないとわからないのです。
その確認をするときに必要となってくるのが、チェックリストです。
チェックリストはマニュアルとは違います。
そのため、業務内容を詳細に記載していく必要はありません。
マニュアルの業務の中でも、特に重要だと思われる部分をチェックリスト化します。
そうすることで、重大なミスを未然に防げるようになるのです。
重大なミスを防ぐ上で、マニュアルは必要なものなのです。
□経験値によるミスを防ぐ
*未経験者のミスを防ぐ
業務の熟練者であれば、チェックリストは不要だと考える方もおられるでしょう。
しかし、マニュアルとは基本的には未経験者に向けて作られているものです。
マニュアルを見ながら業務を進めている未経験者は、チェックリストがなければやるべき仕事を見落としてしまう可能性があります。
なぜならマニュアルは量が膨大になりがちだからです。
そのため、業務の見落としが発生しやすいのです。
しかし、ここでチェックリストがあれば、業務の見落としは無くなります。
未経験者が、業務を見落とさなくなるために、チェックリストは必要なのです。
*熟練者のミスを防ぐ
しかし、だからと言って熟練者がチェックリストを利用しなくてもいいということはありません。
熟練者の方は、頭の中にマニュアルがある人が多いと思います。
しかし、チェックリストが頭に入っている人は少ないのではないでしょうか。
日々業務を繰り返していく中で、やったつもりになってしまう業務が発生してしまう可能性があります。
そのため熟練者であっても、業務の終わりにチェックリストで確認する必要があります。
熟練者のミスをなくすためにも、チェックリストは必要なのです。
□まとめ
今回は社内マニュアルにおけるチェックリストの必要性について解説していきました。
どうしてチェックリストが必要なのかを理解していただけたでしょうか?
いいマニュアルを作っても、それが有効に活用されなければ意味がありません。
作ったマニュアルを有効に活用するためにも、チェックリストを作ってみてはいかがでしょうか。