「原稿を作成するのに便利なソフトについて知りたい。」
「インデザインという名前は聞いたことがあるが、もう少し詳しく知りたい。」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
インデザインはワードやイラストレーターと同様、原稿を作成するときによく使用されるソフトの名称です。
ワードに比べると知名度は低いですが、性能が高く人気なソフトです。
今回は、インデザインを使用した原稿作成の際に意識すべきポイントについて詳しく説明します。
ぜひ実際に原稿を作成する際の参考にしてみてください。
□そもそも「インデザイン」とは
インデザインとはAdobe Systemsというアメリカのコンピューター・ソフトウェア会社が販売しているソフトの名称です。
インデザインを使用すると、出版物の文章や画像の配置など、ページ内のレイアウトを細かく設定できます。
インデザインは同社が販売している他のソフト(イラストレーターやフォトショップ)との連携が便利だと多くのユーザーから高い評価を得ています。
このソフトは有料で、インデザインだけを使用できるプランとAdobe Systemsが提供しているすべてのソフトを使用できるプランの2種類があります。
値段がそれぞれ異なるので、詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
また購入を検討している方は、体験版のソフトがあるので購入前に一度試してみるのをおすすめします。
□インデザインで原稿を作成する際のポイント
＊マスターページを活用する
場合によっては何十枚、何百枚の原稿を書くことがあるかもしれません。
その際、インデザインに搭載されているマスターページという機能の使用をおすすめします。
マスターページとは、ページのレイアウトを制作・保存できる機能です。
この機能を活用すると、一度作成したレイアウトを一括で複数のページに適用できます。
ページごとにレイアウトの設定をしなおす手間が省けるので、作業時間の短縮に繋がります。
この機能をうまく活用して、作成にかける時間を少しでも短くしてみてはいかがでしょうか。
＊アウトライン化をおこなう
インデザインには、アウトライン化という機能が搭載されています。
アウトライン化の作業をおこなう事で、文字化けの対策をおこなうことが可能です。
この作業を怠ると、文字が置き換わる、文章がずれてしまうなどのトラブルに繋がります。
このようなトラブルを防ぐために、アウトライン化の作業はしっかりとおこなうように意識しましょう。
＊2つの作業モードを使い分ける
インデザインでは、新しく原稿を作成する際に「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」の2種類の作業モードのうちのどちらかを選択します。
どちらを選択しても原稿の作成は可能なのですが、原稿のタイプによってうまく使い分けることで作業の幅が広がります。
例えば、書籍のように特定のフォーマットがある場合は「レイアウトグリッド」を選択することをおすすめします。
「レイアウトグリッド」は、作業を開始する前にフォントや行数などの細かい設定をおこないます。
そのため、書籍のような特定のフォーマットがある場合はこちらのモードを使用した方がスムーズに作業を進められるのです。
一方で、ポスターのようにデザインの自由度が高い物の作成の場合は「マージン・段組」を選択すると良いでしょう。
「マージン・段組」を選択した場合は、最初に設定するのはマージンと段組だけです。
そのため、思い通りのデザインをすることができます。
このように、作成する原稿の種類によって2つのモードをうまく使い分けてみてください。
＊レイアウトにこだわる
インデザインの大きな特徴として、レイアウトの使いやすさが挙げられます。
インデザインでは、画像やテキストを挿入するためのフレームを自由に作成・移動できます。
ワードでも画像やテキストの挿入は可能ですが、あまり自由度が高いとは言えません。
一方で、インデザインには様々な用途に応じたフレームが4種類用意されており、これらを自由に変形させることができます。
そのため、より自由度の高いレイアウト作成をしたい場合は、インデザインの使用をおすすめします。
さらに、余白を多めにとると原稿全体のイメージがすっきりしたものになり、読みやすい原稿を作成できます。
これらの機能をうまく活用することで、自分がイメージ通りの原稿を作れるでしょう。
レイアウトは原稿の完成度に大きく影響します。
ぜひ、インデザインの便利な機能をうまく活用して、理想的な原稿を作成してみてください。
□まとめ
今回はインデザインを使用して原稿を作成する上でのポイントについて説明しました。
インデザインは一般的にはあまり有名ではありませんが、性能はとても高いソフトです。
今回紹介したもの以外にも、さまざまな便利な機能が搭載されています。
原稿作成の際は、インデザインの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
当社は、手間のかかる冊子づくりを徹底してサポート致します。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡ください。
