原稿作成するなら|イラストレーターでの原稿作成のポイントと便利機能を知ろう


「イラストレーターで原稿を作成したいけど、ソフトに関して詳しく理解していない。」
「原稿作成で活用するために、イラストレーターの便利な機能について知りたい。」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
今回はイラストレーターで原稿を作成する際のポイントと、活用すると便利な機能について説明します。
ぜひ、実際に原稿を作成する際の参考にしてみてください。

□そもそもイラストレーターとは何なのか

イラストレーターとはAdobe Systemsというアメリカのコンピューター・ソフトウェア会社が販売しているソフトの名称です。
イラスト制作や広告をデザインする描画ツールとして様々な分野で使用されています。
Adobe Systemsと販売している他のソフトと併用する方が多くおられます。
このソフトは有料となっており、イラストレーターのみの使用が可能なプランと、Adobe Systemsの販売するすべてのソフトが使用できるプランの2種類あります。
購入を検討している方は、無料の体験版があるので一度試してみることをおすすめします。

□イラストレーターで原稿を作成する際のポイント

*トンボを作成する

トンボとはトリムマークとも呼ばれる、印刷時に断裁位置を示すマークのことです。
トンボは通常3mm幅で作られるので、3mm大きめに原稿を作る必要があります。
この作業をおこなうことで、裁断時のズレを防げます。
イラストレーターにはトンボを作成することができる機能が搭載されているので、これを活用しましょう。
少し面倒な作業ではありますが、トンボを作成しないとデータ不備になり、修正と再入稿をしなくてはいけません。
この手間を省くため、作成前にトンボの設定をしっかりとおこないましょう。
また、トンボには色をつけることもできます。
色をつけると裁断位置が見えやすく、裁断ミスを防ぎやすくなるので、この機能も併用してうまく活用しましょう。

*解像度を調節する

解像度の調整も、原稿の完成度に大きく関係します。
解像度は上げれば上げるほど、クリアな見た目になります。
しかし、その分容量も大きくなるので注意が必要です。
一般的に、印刷には350~400dpi(ドット毎インチ)が適切だとされています。
完成時の印刷物は、サイズごとに適切な解像度があります。
容量と解像度のバランスをうまくとりながら、印刷予定の原稿サイズにはどれくらいの解像度に設定すべきか慎重に考えてみてください。

*適切なカラーモードを選択する

イラストレーターでは、原稿の作成を始める前にカラーモードの選択が可能です。
カラーモードにはRGBとCMYKの2種類があります。
一般的に、印刷に適しているのはCMYKだと言われています。
なぜならRGBの場合だと、画面と仕上がりの色が違うことがあり、完成品がイメージと異なったものになってしまうケースがあるからです。
イメージと異なる作品が完成してしまうことは、避けたいですよね。
そのためカラーモードはCMYKに設定してから、原稿作成にとりかかるのが良いでしょう。

□イラストレーターの便利な機能

*Ctrl+Dの繰り返しキー

イラストレーターには時間短縮のできるショートカットキーがたくさんあります。
その中でも、覚えておくと便利なのがCtrl(macはcommand)+Dというキーです。
このキーを使うことで、前の動作を素早く繰り返せます。
例えば、同じ図をコピーしたいときにこのキーを使うと、Ctrl+Dを繰り返した数だけコピーが繰り返されます。
この他にも、イラストレーターには今回紹介しきれないほどたくさんの種類のショートカットキーがあるので、より詳しく知りたい方は一度調べてみることをお勧めします。
これらのショートカットキーを上手く活用して、原稿の作成にかかる時間を短縮してみてはいかがでしょうか。

*テンプレート機能

原稿作成の際に、同じ表現や図を繰り返し使用することがあるかもしれません。
繰り返し使用するたびに、文章や図を挿入しなおすのは正直面倒なのではないでしょうか。
その際に便利なのが、イラストレーターに搭載されているテンプレートという機能の活用です。
繰り返し使用する表現や図はテンプレートとして保存しておきましょう。
一度テンプレートとして登録すると、登録された文章や図は何度でも使用できます。
文章や図の繰り返しの挿入の手間が省けるので、作業の効率が上がり、時間短縮にもつながるでしょう。
ぜひ紹介した内容を参考にして、機能を上手く活用してみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回はイラストレーターで原稿を作成する際のポイントと、活用すべき便利な機能について説明しました。
イラストレーターには原稿作成の際に活用できる、便利な機能がたくさん搭載されています。
これらの便利な機能をうまく活用すると、質の高い原稿作成がスムーズにできるでしょう。
ぜひ、実際の原稿作成の際に試してみてはいかがでしょうか。
当社では、経験豊富なスタッフが手間のかかる冊子づくりを徹底的にサポートいたします。
ご不明な点などございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。