問題集を作成する際に意識すべき5つのポイントを知ろう


「問題集の作成を検討しているが、どのように原稿をつくればいいのかわからない。」
「質の高い問題集を作成するためのポイントを知りたい。」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
問題集の需要はいつの時代でも高いため、学習塾のような団体も、個人の場合でも問題集を作成したいという方は多くおられます。
しかし、問題集を作成するとしても何から始めればいいかわからないですよね。
そこで今回は、問題集を作成する際のポイントを説明します。
ぜひ実際の問題集作成の際に、参考にしてみてください。

□問題集を作成する際のポイント

*ポイント1|対象を明確にする

問題集は小さい子供から大人まで、幅広い年齢層に使用されます。
問題集を作成する際は使用する人の年齢や目的によって、最も適切な構成を考えなくてはいけません。
例えば幼稚園児や小学生など小さな子供を対象にした問題集の場合、文字を大きくして読みやすくしたり、イラストを入れたりする方法がおすすめです。
このように使用者に合わせた問題集づくりをするためには、問題集の対象と、目的を明確にしておく必要があるのです。
対象や目的が定まっていない状態で問題集の作成を始めてしまうと、内容が定まらず、優れた問題集の完成からどんどん遠ざかってしまいます。
いきなり作成にとりかかるのではなく、目標と対象設定を慎重におこなってそれを参考にすると、後の問題集の作成が一気にしやすくなるでしょう。

 

*ポイント2|既存の問題集の分析をおこなう

問題集の需要はどの時期においても高いため、本屋に行くと多くの種類の問題集が並んでいます。
問題集を作成するにあたって、最も参考にすべきなのはこのような既存の問題集なのです。
なぜなら既存の問題集には、優れた問題集を作成するためのヒントがたくさん隠されているからです。
実際に作成する前に、作成予定の物と同じ分野の問題集を何冊か用意し、資料として分析をおこないましょう。
その問題集の構成、解説方法、問題の難易度など分析するべき要素はたくさんあります。
また、分析の際にネットなどで実際の使用者の評価をチェックしてみることをおすすめします。
同じ分野の問題集の評価をチェックし、その中で評価が高いものと低いものの両方を分析しましょう。
そうすることで、どのような要素が使用者から評価されたのか、またどの要素が評価されなかったのかが明白になります。
それぞれの良い点は真似し、悪い点は真似しないように心がけると、質の高い問題集を作れます。

 

*ポイント3|問題集の形式を決める

問題集の形式にはいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。
例えば、書き込み式の問題集は、書き込むことで考えをアウトプットできるという点がメリットとして挙げられます。
その反面、一度書き込んでしまうと繰り返しの学習ができないというデメリットもあります。
そのため、問題を何度も繰り返して解きたい反復学習型の人には不向きだと言えるでしょう。
また小さいサイズの問題集だと、強く折り目をつけないと閉じてしまうので、家での学習にはあまり向きません。
その代わり持ち運びがしやすいため、通学中の学習にはとても便利です。
この他にも、問題集には様々な形式があり、それぞれのメリットデメリットがあります。
これらをしっかりと考察したうえで、一番理想に近い形式を選択しましょう。

 

*ポイント4| 問題の掲載順に気を付ける

問題集はその分野に詳しくない人や、その分野の問題に慣れたい人が使用するものです。
そのため、最初のページから難しい発展問題が掲載されていると理解できず、問題を解く気が失せてしまいます。
最初の方のページにはその分野に詳しくない初心者でも解けるように、簡単な問題を記載しましょう。
後ろのページにいくほど問題の難易度を少しずつ上げていくと、基礎的な問題の復習をした後で難しい問題に取り組めるので使用者のスキルアップに繋がります。

 

*ポイント5|記載内容の間違いに注意する

問題集で絶対にあってはならないのは、間違った答えや解説の記載です。
間違った答えや解説の記載があると、使用者は間違いなく混乱してしまうでしょう。
また、問題集やその作者の信頼性も下がってしまいます。
そのため、問題集を作成する際は、答えや解説に間違いがないか入念に確認しましょう。
間違いを防ぐためには、問題集が完成した際に一度、第三者に確認をしてもらうのが良いでしょう。
第三者にみてもらうことで間違いに気が付くだけでなく、わかりにくい解説や説明が発見されるかもしれません。
そのような部分は修正を加え、より良い問題集の作成を心がけましょう。

 

□まとめ

今回は、問題集を作成する際のポイントについて説明しました。
一見難しそうな問題集作成ですが、これらのポイントを意識すると、意外と簡単に作成できるのです。
ぜひ、実際に問題集を作成する際はこの記事を参考にしてみてください。
ご不明な点などございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。