冊子を作りたいけど、作り方が分からなくて中々踏み出せないなんてことありませんか?
いざ冊子を作りたい、作らなくてはいけないといった時のために、本ページでは、様々な冊子の作り方からポイントまでをご説明します。
□様々な冊子のご紹介
冊子といってもカタログを想像する人もいれば学校で使われるようなテキストをイメージする方もいるかもしれません。
まずは自分が作成したい印刷物について軽く整理をしておきましょう。
一般的に冊子は「学校・教育関係」「一般企業用」「個人用」の3つに分けることができます。
まず、「学校・教育関係」の冊子として挙げられるのが、テキストや論文、シラバス、研究発表書類などです。
規模によってかなり異なりますが、生徒や関係者に配布することの多い「学校・教育関係」冊子は数多く用意する必要があり、作成することが大変に思われるかもしれませんね。
次に「一般企業用」冊子についてです。
こちらはカタログやパンフレット、社内報などが考えられます。
企業に関わることですので、納期や外観が非常に重要になってくるのではないでしょうか。
そして最後に「個人用」冊子です。
「個人用」冊子と聞いて何をイメージされますか?
中々イメージをしにくい思いますが、自叙伝や同窓会・サークル名簿、台本がその例に当たります。
これらの冊子も団体で急遽必要になったり、この日までに必ず必要などの要望があったりしますよね。
3つの冊子の種類について説明しましたが、これらの冊子はすべて似たような手順で作成されます。
以下の作成手順や注意点を参考にしてみてください。
ご自身が作成する冊子に何を重視するのかを整理してから作成に進むと良いかもしれません。
□冊子作成の手順3ステップ
続いては実際に冊子を作成するための手順を3ステップに分けてご紹介します。
まず1ステップ目に原稿を用意しましょう。
作成したい冊子の内容の最終確認を終えたら、印刷会社に提出するための原稿が必要です。
一般的にはPDFに変換して提出できれば大丈夫なので、用意する原稿をPDFに変換しておくと安心です。
また、officeやその他アプリ、紙媒体でも原稿として提出できるところもあるので、印刷をお願いしようとしている業者に問い合わせると良いと思います。
2ステップ目に冊子の外観を決めましょう。
既にお作りする冊子の外観のイメージはおもちですか?
外観を決める際には3つ決めることがありますのでご紹介します。
1つが製本方法です。
無線綴じ、中とじ、上製本がありますが、なかなかイメージがつかないと思うので実物を確認したり、画像で確認しておくことをおすすめします。
2つ目が仕上がりのサイズです。
用途によって適切なサイズは様々だと思います。
ご自身の用途ではどのくらいのサイズが適切なのか、過去の使用例のサイズを把握しておくとスムーズにサイズを決定できるのではないでしょうか。
以下はよく使われるサイズの例です。
A4 報告書・論文集・写真集
B5 広報誌・ノートなど
A5 俳句集や配布用の冊子
参考程度にしてみてください。
また、原稿はB5で作成してしまったが、仕上がりはA4でお願いしたいときは、業者に相談してみましょう。
3つ目にページ数の換算方法です。
冊子は表紙と本文に分かれています。
表紙のページはページ数に含めず、換算されますので覚えておきましょう。
換算方法は2種類で両面印刷の場合は2ページで1枚となり、片面印刷の場合は1ページ1枚です。
ここまで決めることができたら外観は決定です。
外観は冊子の顔ともいえるので慎重に検討しましょう。
3ステップ目は紙の選定です。
表紙と本文で分けて考えます。
モノクロ印刷かカラー印刷で使用する紙も異なってきますので、まずはモノクロかカラーを決めて、実際の手触りなどで紙を選定すると良いのではないでしょうか。
ここまで決めてしまったらあとは見積もりを出してもらって、金額と質で判断していくと良いと思います。
□要注意!冊子を作る際の注意点
折角完成した冊子がイメージと全然違うなんて経験したくはありませんよね。
最後に冊子作成の注意点を3つ紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
1つ目は仕上がり確認をしましょう。
テキストの原稿はデータで申し込むことが多いため、紙質や光の当たり具合で、完成品がイメージと大幅にずれてしまうということがあります。
写真の色ずれも起きる可能性があるので、それらの対策として、完成予定本を2、3冊確認させてもらえる業者を選ぶと良いのではないでしょうか。
2つ目に紙質とサイズの確認です。
紙質やサイズは内容を印象付ける重要なファクターです。
紙質によっては冊子内の図形や写真が上手く表示されないということがありますので、冊子を印刷する際は紙質とサイズを確認してください。
3つ目に納期の確認です。
ほとんどの方々は、冊子を入手したい明確な日程が決まっているのではないでしょうか。
印刷作業においては細かいミスが積み重なり納期に影響が出るということも起こり得ますので、予め納期には余裕を持つことをおすすめします。
□まとめ
様々な冊子があることから作成の手順、注意点をご紹介しました。
参考になることはありましたか?
正しい知識をもって冊子作成に臨めたらより、理想に近い完成品を作ることができると思いますので、注意点などは特に確認することをおすすめします。