ポケットブックは、手軽なサイズ感が魅力です。
会社の理念を掲載して、朝礼やオリエンテーションに使用したい方は多いのではないでしょうか。
書籍やフィロソフィブックとしてポケットブックを作成する際は、原稿のデータが必要です。
今回は、ポケットブックの原稿データ作成のポイントについて紹介します。
□原稿の大枠を作成する
まずは、ポケットブックにどんな内容を載せたいか考えましょう。
会社のフィロソフィや理念、それに準ずる細かいルールなど、掲載するべきことは沢山あるのではないでしょうか。
この時点では、文章である必要はなく、紙に書いてもデータとして作成しても問題はありません。
マインドマップや、箇条書きといった、アイディアを自由に書き出せるフォーマットを利用して、書きたい内容を精査していきましょう。
ポケットブックは容量が小さいため、大枠の段階では、思いつく内容が多いかもしれません。
作業を進めていく段階でさらに絞り込んでいきましょう。
もし可能であれば、他の会社や団体のものを参考にしましょう。
1つ例があれば、その1例から自分のアイディアを考えやすくなります。
既存のポケットブックの好きなポイントと、嫌いなポイントについて考え、そこから自分がどうしたいか考えていくと良いでしょう。
もし、他のポケットブックを入手するのが難しい場合は、印刷業者のウェブサイトやパンフレットを見るのがおすすめです。
□データとしてまとめる
原稿に何を書くか決めたら、次に、データとして入稿する準備を始めましょう。
*レイアウトを決める
データを作成する際は、文章を縦書きか横書きのどちらで掲載するか決めましょう。
早い段階でレイアウトを決定すれば、他の部分の決定がしやすくなります。
例えば、画像をどこに配置するか、ページ数のだいたいの予想、ページを綴じる場所を決定できます。
横書きは、途中で英文を掲載したいと考えている方や、改行やスペースを多く使用したいと考えている方におすすめです。
しかし、使い方によっては、軽いカジュアルな印象を与える可能性があるため、内容とレイアウトに違和感がないかどうか注意する必要があるでしょう。
縦書きは、日本の古書のような印象を与えることができます。
そのため、言葉に重みを持たせたり、しっかりとした印象を与えたい場合に効果的です。
しかし、英文を載せたいと考えている方は、その部分が読みにくくなってしまうため、読みやすくする工夫が必要です。
また、縦書きの文章が段落分けなく続くと、読みにくいと感じる方が多くいます。
そのため、縦書きでポケットブックを作成する場合は、適切に段落分けすることが必須だと言えるでしょう。
フォントや文字のサイズを統一することは、本全体の統一感を持たせるために、とても重要な要素です。
通常の文章に使うフォントとサイズ、章のタイトルに使うフォントとサイズといった文字は、1冊のポケットブックを通して同じものを使用しましょう。
また、中央に揃えるのか、左に寄せるのかといった細かい書体の設定も統一しておくと、より統一感がでます。
特に、グラフや表を挿入したいと考えている方は、ディテールにこだわると良いでしょう。
*ポケットブックの大きさを決める
まずは、大きさを決定しましょう。
一般的に、ポケットブックは小型の書籍を指すため、サイズとしては、A5判やB6判が適しています。
ポケットブックのサイズを決定する際は、実際の使用用途を想像しましょう。
普段はオフィスや事務所に保管しておくなら、ある程度の大きさや厚みがあっても良いでしょう。
しかし、社員やメンバーにポケットブックを携帯させたいと考えている場合は、サイズ、厚さを控え目にして、軽いポケットブックにする必要があります。
また、ポケットブックは、片手で十分持てるくらいのサイズになるため、原稿にあまり小さな字や複雑な画像は入れないようにしましょう。
*印刷においての注意点
印刷をする際は、レイアウトに注意しましょう。
綺麗に印刷をするためには、紙の四方に余白を残すことが重要です。
あまり、紙の端まで印刷をすると、印刷が少しずれただけで、印刷か途中で切れてしまったり、印刷全体が大きく傾いて見えてしまったりします。
また、ページを綴じる辺は、もう少し余裕を持った余白が必要です。
印刷部分が綴じられることがないように1.5センチから2センチくらいの余白が必要でしょう。
本の性質として、表紙や裏表紙に向かうと、余白を広く取った方が良い傾向にあります。
印刷を綺麗に製本するために、プロや経験者の意見を参考にデータを作成すると良いでしょう。
□まとめ
ポケットブックはコンパクトで携帯しやすいため、正しく作成すれば、とても効果的に使用できます。
この記事を参考に、素敵なポケットブックを作成してくださいね。
当社では、手間のかかる冊子づくりを徹底的にサポートいたします。
ご不明な点などございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。