運動会のプログラム作りを任されたけれど、どのような構成にしたら良いのか分からない。
そんな風にお悩みの小学校の先生はいらっしゃいませんか？
プログラムを作成する機会はなかなかないので、経験がないと分からないことが多いですよね。
今回は運動会のプログラムの作り方をご紹介します。
□プログラムの作成を始める前に
小学校の運動会の競技は主に「個人競技」「団体競技」「団体演技」の3つに分類されます。
1学年がこの3種類の競技を行うと仮定すると、6学年で18種類の演目が行われることになります。
この18種類の演目の順番をバランス良く考えなければなりません。
例えば1年生は午前中に全て出番が終わってしまうなどといった偏りのあるプログラムは出場する側にとっても見る側にとっても、面白いプログラムとは言えません。
最初は1年生の個人競技からスタートし、次に2年生の団体競技、その次に3年生の個人競技、というように学年の偏りをなくすことがポイントです。
また、運動会は午前の部と午後の部に分けることが多いと思います。
午前の部と午後の部の最後には、いわゆるトリにふさわしい演目を配置すると良いでしょう。
演目の順番が決まったら、プログラムを作成し始める前に運動会で何の種目が何種類行われるのかということや順番などをリストアップし、時間配分を決めましょう。
時間配分は、詰めすぎていると本番で何か不測の事態が発生した時に、その後のプログラム進行に大きな影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ余裕を持った配分にしましょう。
時間配分も決まったら、プログラムに載せるべき内容に間違いや抜け落ちがないか、しっかりと確認をしましょう。
ここで確認を怠ると印刷が完了してから重大なミスに気がつき、最初から作り直さなければならなくなった、などといった事態になりかねません。
しっかり確認ができたら、プログラムの作成を始めましょう。
□プログラムの作成
次にプログラムの作成方法を説明します。
作成するにあたって、様々な方法がありますがWordを用いる方法が一般的でおすすめです。
Wordには運動会のプログラムの他にもポスターのテンプレートがあるため、ダウンロードして使ってみると良いかもしれません。
また、運動会用の名簿や座席目印シートなどのテンプレートもあります。
普段、忙しい小学校の先生の役に立つようなテンプレートがたくさんあるため、うまく活用すると作業効率を上げられるでしょう。
＊プログラムの構成要素
一般的に、運動会などのプログラムはB4サイズの用紙を二つ折りにしたものが多いと思います。
そのため4ページ構成となり、プログラムを開いた内側2ページに演目を記載する形が一般的でしょう。
＊表紙
プログラムの表紙には「第○回 ○○小学校運動会」「開催場所」「日付と時間」を最低限記載します。
さらにイラストや写真を載せると華やかなプログラムになるでしょう。
Wordを用いて作成する場合は、挿入タブから画像やイラストの挿入ができます。
＊中身
中身の2ページには主に演目の時間や順番が分かるような表と、演目ごとに見どころなどの簡単な内容紹介を併せて記載すると保護者にとって分かりやすいプログラムになるでしょう。
運動会のスローガンや校歌などを載せると、よりその学校のオリジナリティの溢れるプログラムにできます。
グラウンドの簡単な地図や入場門・退場門などの案内を載せても良いでしょう。
＊ちょっとした工夫
保護者が運動会を見に来る最大の理由は自分の子供の活躍を見たいからですよね。
しかし、子供の人数が多いと自分の子供がどこにいるのか探すのはとても大変なことだと思います。
せっかく運動会を見に来たのに自分の子供がどこにいるのか見つけられなかった、ということにならないように、保護者の方は自分の子供が演目で大体どのあたりに立つのか把握したい方も多いと思います。
そんな保護者の方の役に立つように、プログラムに子供の立ち位置をメモできるようなスペースを作るとより良いプログラムになるでしょう。
具体的には、かけっこの順番を把握できるように「○組目第○レーン」と記載する、またはグラウンド図を載せて、団体演技での立ち位置や演目に出演しない時に待機している場所などを書き込めるようにするなどが挙げられます。
グラウンドの図などを記載したい場合にもWordを用いると、とても便利です。
挿入タブの「図形」にある図を組み合わせることで簡単に図を作成できます。
最低限のことを記載したシンプルなプログラムも分かりやすくて良いですが、少し工夫をしてみることで実用的なプログラムになるでしょう。
□まとめ
今回は運動会のプログラムの作り方をご紹介しました。
プログラムを作る際は、是非この記事を参考に作成してみて下さい。
プログラムの用紙に普通の紙ではなく特殊な紙を使いたい、などのご希望がありましたらお気軽に当社までお問い合わせください。
経験豊富な専門家が手助けをさせて頂きます。
