自費出版物を印刷したい方へ|印刷のポイントを解説します!


「自分で作った同人誌を多くの人に見てもらいたいが、初めてでよくわからない」
「自らの実体験を本という形で残そうと思っているが、印刷の注意点を知りたい」
このように自費出版物の印刷でお悩みの方はいらっしゃいませんか。

特にこういった印刷が初めての方は、どのような仕組みで本が出来上がるのかあまり想像つかないですよね。
そこで今回は、40年以上の歴史を持つ東京の印刷会社が、自費出版物の印刷について詳しく解説します。

□自費出版物印刷の流れ

 

印刷したい原稿が完成したら、何をすればいいのでしょうか。
自費出版物の完成までご紹介します。

まずは、印刷を依頼する印刷会社に連絡しましょう。
多くの印刷会社では、その自費出版物の説明文の提出が求められるため、その内容をまとめたものを担当者にFAXか郵便で送ります。
この説明文は、本の内容と出版目的、部数とページ数といったざっくりとした内容で構いません。

印刷会社がその説明文を確認したら、打ち合わせを提案されます。
その打ち合わせでは、見積もりと入稿をします。
作品の完成イメージ、予算、用途などを印刷会社と話し合いましょう。

参考にしたい本があったら、それを持参してもいいかもしれませんね。
より完成品のイメージが伝わりやすくなるでしょう。
また、手書きの入稿とWordでの入稿があるため、その印刷会社の様式に沿って原稿を提出します。

そして印刷会社は、打ち合わせの内容から最適な仕様と見積もりを提案します。
打ち合わせと入稿が完了してから2~3週間ほどで担当者から連絡が来るはずです。
この時に何か疑問点や気になる点があったら、すぐに担当者に質問して解消すると良いでしょう。

見積もりの内容に大きな問題点がなければ、そのまま契約になります。
契約を交わすうえで、ローンなどを用いる場合は、審査期間が必要です。
また、契約時にすべての代金を支払う場合もあるため、特に金銭面の相談はきちんと行いましょう。

契約が完了したら、印刷会社は入稿されたものを確認して、編集作業をします。
誤字脱字、誤入力などを探して訂正する工程です。
依頼主に判断いただかねばならない部分は、連絡がくるため安心してください。

さらに、編集者は打ち合わせの時のイメージに沿って、紙面のレイアウトをデザインもします。
ここでも依頼主と相談しながら修正をかさね、了承がでたらレイアウトの完成です。

そのあと校了をして、印刷の段階に入ります。
印刷の準備に入ると修正できないため注意しましょう。
そして、製本されたあと検品して、やっと依頼主に完成品がとどいて終了です。

ここまで、自費出版物印刷の流れをご説明しました。
しかしこれはあくまで基本的な流れですから、依頼する印刷会社によって多少形式が異なります。
さらに細かい手順が気になる方は、それぞれのホームページで流れを確認することをおすすめします。

 

□印刷の際のポイントと注意点

 

自費出版に関して、印刷会社とトラブルが発生してしまうケースがあります。
この章では、そういった事態を防ぐためのポイントと注意点を3つにまとめてご紹介します。

 

*打ち合わせでは全体の流れをチェックする

打ち合わせや見積もりの段階では、自身の説明書や作品についての確認が重視されがちです。
しかし、ここで出版までの流れを担当者に聞いておくことも忘れてはいけません。
これは、出版までかかる期間や、決めごとを知っておくためです。

そうすることで、「本が必要な時までに納品できなかった」「思ったより印刷に手間がかかった」といった後悔を防げます。
また、この質問で、この印刷会社と契約していいのかを判断する基準ができます。
もし不都合があった場合は、印刷会社を変更することも視野に入れておきましょう。

 

*契約時の確認事項をきちんと把握する

打ち合わせが終わり、契約の段階になったら、契約書の確認事項をよく理解しておきましょう。
基本的な自費出版は、費用や労力などを著者負担で進めるため、契約書の条文も著者にとっては必ずしも有利な内容ではありません。

負担をする分、その範囲がどこまで応じるのか、自費出版までの流れを想定しながら考えてみましょう。
不明点や理解できない文章がある場合は、すぐに担当者に質問することをおすすめします。

 

*編集作業では自分の要望をしっかり伝える

編集作業では、その内容をめぐったトラブルが発生しがちです。
苦労して作った原稿が大幅に修正されていたり、意図していない校正原稿が出来上がったりすると、自身の考えを否定されたような気持ちになりますよね。

自身と編集者、どちらの意見をどの程度採用するかは悩みどころですが、せっかくの自費出版ですから、しっかりと自分の要望を伝えて納得のいく製品を作りましょう。

 

□まとめ

 

今回は自費出版物の印刷について解説しました。
また、当社は編集から製本までのすべての印刷工程を、東京都新宿区にある自社生産設備で行っています。
そのため、余分なコストがかからず、低コスト高品質を実現しています。

納期や品質、費用など、印刷に関して何かお悩みの方は当社までお気軽にご連絡ください。
印刷物の制作に優れた担当者が責任をもってサポートさせていただきます。
皆様のご連絡お待ちしております。