「原稿を作成したいけれど、どのソフトを使って良いのかわからない」と悩んでいらっしゃる方はいませんか。
原稿を作るソフトの代表的な例としては、ワード ・イラストレーター・インデザインがあります。
そこで今回は、イラストレーターのメリット・デメリットを先に紹介し、その後に原稿を作る際のポイントを紹介します。
□イラストレーターについて
まず、イラストレーターがどういったソフトであるのかを説明します。
イラストレーターはAdobeというアメリカで生まれた会社が開発した、グラフィックデザインソフトです。
アメリカで生まれ、日本でも使われていることから分かるように、世界中で使用されるソフトです。
利用される場面としては、ロゴの作成、webデザイン、印刷物の作成、プロダクトデザインなどが挙げられます。
そのため、ペットボトルや、お菓子の箱、企業やお店のロゴなど、日常的に見かけるものにイラストレーターが使用されていることは多いでしょう。
*イラストレーターのメリットとは
イラとレーターを使用するメリットを4つ紹介します。
1つ目は、レイアウトが自由に行える点です。
イラストレーターでは、画像や文字をドキュメント上に自由自在に配置できます。
そのため、図形や文字の中に、画像を組み込めたり、テキストの色変えたりできます。
また、テキストに影をつけることや3D風にすることで、独自のレイアウトを生み出せるでしょう。
2つ目は、イラストを書くことが簡単である点です。
イラストレーターには、様々な形のツールが備わっています。
多角形や楕円形までも利用できるだけでなく、数値をいじれます。
また、反転機能やくり抜き機能なども備わっているため、数値と組み合わせることで、自分が望んだ形を作れるでしょう。
以上からわかるように、イラストレーターでは、マウスで形を組み合わせて、イラストが描けます。
しかし、中には、元々ある形ではなく、自分の力で描きたいという方もいらっしゃると思います。
そのような方は、イラストレーターに入っていて、自由にイラストを描けるペンツールを使用すると良いでしょう。
また、紙に書いた手書きのイラストも、写書きをすることで、イラストレーターに組み込めます。
3つ目は、情報量が豊富にある点です。
上記に記載したように、イラストレーターは、日本を含め世界中で使用されているため、ネットの情報量が多いです、
また、ポスターやプロダクトデザインを注文したい時にも、イラストレーターファイルであれば、多くの業者が取り扱っているため、安心して任せられるでしょう。
4つ目は、文字を拡大しても、画像が劣化することがない点です。
これは、解像度が存在しないベクターデータで作られているからです。
ベクターデータを使用した画像としてわかりやすいのは、街中にある大きなポスターでしょう。
そのポスターを近くで見たとしても、文字がぼやけることはないと思います。
*イラストレーターのデメリットとは
イラストレーターには多くのメリットが存在しますが、デメリットも存在します。
そのデメリットは写真や画像の加工に向いていない点です。
メリットの4つ目で紹介したように、イラストレーターの画像には解像度がありません。
そのため、形の一部分だけを別の色に変えることや、写真の色味を変えることはできません。
これがベクトデータを使用するデメリットです。
複雑な画像を処理していきたい場合は、別のツールを使用すると良いでしょう。
□イラストレーターで原稿を作る際のポイントとは
イラストレーターのメリット・デメリットが分かったところで、続いては、原稿を作る際のポイントを紹介します。
まず、トンボの作成を忘れないようにしましょう。
トンボとは、印刷をする際に、裁断場所を示す目印のことです。
トンボの作成をしない場合、裁断した時に、余白ができる可能性があります。
裁断したときのズレをなくすために、3mm大きく原稿を作るように心がけましょう。
次に意識するポイントは、カラーモードをC M Y Kカラーにすることです。
カラーモードには、R G BとC M Y Kがあります。
R G Bでデータを作成して入稿したとしても、印刷する際はC M Y Kで出力されるため、想像していたのと違う出来になる可能性が高いです。
それを防ぐために、初めからC M Y Kのカラーモードで行うようにしましょう。
最後に意識するポイントは、テキストを全てアウトライン化することです。
アウトライン化とは、テキストを図形情報に変換することです。
これを行わない場合、ファイルを開くO Sやバージョンによって別のフォントへ変わってしまう可能性があります。
別のフォントへ変わると、文字化けが発生するため、せっかく作成したものが台無しになってしまいます。
□まとめ
今回はイラストレーターのメリットとデメリット、原稿を作る際のポイントを紹介しました。
イラストレーターは幅広い領域で使われており、さまざまな場面に適していることがわかったと思います。
意識するポイントを忘れないようにし、満足のいく原稿を作成するようにしましょう。