「スポーツ大会のプログラムの作成を依頼されたけど、何を書いていけば良いのか分からない」とお悩みの方はいませんか。
大会ごとによく目にするプログラムですが、実際に自分で作るとなると、何を意識するのか分からない方が多いと思います。
そこで今回は、スポーツ大会プログラムの作成におけるポイントを紹介します。
□スポーツ大会プログラムで求められていることとは
まず初めに、大会プログラムを手にする人が、何を求めているのかを考えていく必要があります。
最も求められていることは、「大会がどのように進行していくのか」であると思います。
参加する選手や監督、観客は、対戦相手や同じレースで争う相手を知るために、大会プログラムを参照します。
そのため、選手や監督、観客にとって、一目で見てわかりやすいかどうかに一番の注意を払うようにしましょう。
□大会プログラムの作成ポイントとは
大会プログラムの作成において、重要なポイントを5つ紹介します。
1つ目は、目次を作成することです。
初めのページに、このプログラムには、どんなことが、どこに書いてあるのかを示す目次を書くことは大切です。
大会の関係者の中には、細かい時間で動き、大会プログラムをじっくり調べる余裕がない方もいます。
そういった方達が、素早く目的のページにたどり着けるのを助けられるような目次の作成を意識しましょう。
また、目次を作る際には、わかりやすく書くことも重要です。
具体的に言えば、どこからトーナメント表が始まるのか、大会のルールはどこに書いてあるのかなどを、太字や色などを利用し、わかりやすくしましょう。
こうした細かい配慮を心がけると、良い大会プログラムが出来上がると思います。
2つ目は、全ての行程を1ページにまとめることです。
プログラムによっては、行程がいくつかのページに分かれており、見にくい場合があります。
それを防ぐために、1ページにまとめるように工夫しましょう。
まとめたページを記載するのは、目次の次のページや、裏表紙だと見つけるのが簡単になるため、お勧めします。
しかし、参加者や参加チームがあまりに多くて、まとめられない場合があるでしょう。
そういった際は、行程の詳細を見開きのページに記載し、大まかな流れを裏表紙に記載すると読みやすくなります。
また、参加者に向けた行程ページと、観客に向けた行程ページがあると、よりわかりやすくなるでしょう。
3つ目は、ページ番号を振ることです。
ページ番号を各ページに振ることは忘れないようにしましょう。
大会が大きく、プログラムが分厚くなると、読む人は情報を探すのに苦労します。
この時に、ページ番号があると、楽に探せるでしょう。
また、目次にページ番号を記載する際は、ズレがないように気をつける必要があります。
一旦プロフラムが完成し、目次にページを書いた後に、ページを付け加えたくなる場合があるでしょう。
その時に、目次のページ数も直すのを忘れることが多いです。
ページを加える時には、特に注意しましょう。
4つ目は、場所と時間を記載することです。
大会に出場する選手や関係者、観客のいずれの人にとっても、「いつ」「どこで」「何が」行われるかについての情報は大切です。
時間を意識して、いつから動き始めるかが変わってくるため、必ず記載しましょう。
その際に、場所を略称にしたり、AコートBコートが書かれていなかったりする場合があるため、注意が必要です。
「何が」行われるかは常に書かれていますが、「いつ」「どこで」が書かれていない場合が見かけられます。
場所と時間が書かれていないと、開始時間に間に合わず、それに合わせて予定が崩れてしまう場合が考えられます。
スムーズに大会を進行していくためにも、「何が」「いつ」「どこで」の3つを細かく記載するように心がけましょう。
5つ目は、観客の目線を取り入れることです。
観客の中には、そのスポーツに精通していない方もいます。
そういった方のために、専門用語が伴うスポーツであれば、専門用語を避けて、できるだけわかりやすく書くようにしましょう。
場合によっては、専門用語を使わざるを得ない状況もあります。
その際は、近くに解説を入れておくと良いでしょう。
また、大会プログラムに過去の優勝チームや歴代記録などを記載しておくと、飽きさせないで楽しんでもらえるでしょう。
それらが記載してあることによって、注目の試合やレースでは、観客が一体となって盛り上がれます。
冊子を薄くすることも、観客にとってはありがたいことです。
大会中は、雑誌を手に持って移動する人がいるため、可能な限り薄くすると良いでしょう。
ネットにあるテンプレートを使用すると、比較的薄くできるでしょう。
□まとめ
今回は、スポーツ大会プログラムの作成時のポイントを紹介しました。
大会に関係する多くの方が大会プログラムを参考にして動いていきます。
できるだけわかりやすく、簡潔に大会プログラムを作ることを心がけましょう。