「俳句集を作ってみたいけど、何に注意して書いていけば良いのか分からない」と悩んでいる方はいませんか。
本を読むことが好きな人や、自分の中で時間をかけて作ってきた俳句をまとめたい方の中に、俳句集を作りたい方がいらっしゃると思います。
そこで今回は、俳句集の作成手順とポイントを紹介します。
□俳句集の作成手順とは
この記事を読んでいる方の中で、俳句集を出すのが初めてという方が多いと思います。
「俳句集を出版には、多くの時間や工程がかかってしまう」と考えているかもしれませんが、安心してください。
出版社に頼み、手順を踏むことで、俳句集は完成します。
その手順を、5つに分けて紹介していきます。
1つ目は、見積もりと申し込みをします。
見積もりをする際は、発行する部数や、どういった紙を使用するのかで費用が変わってきます。
自分の中で強いこだわりがあれば、優先順位をつけて説明すると、出版社側も費用と比較して、見積もりを出してくれるでしょう。
サイズに関しては、A5で出版するところや、A6で出版するところがあります。
また、相談している中で、初めてということもあり、疑問点が多く出てくるでしょう。
その場で質問できたら、質問をし、多すぎて困ってしまう場合は、書類を家に持ち帰ってから相談するようにしましょう。
完成し終わってから、権利のことや行う内容に文句を言っても、手遅れになる場合があります。
分からない疑問点を全て解消したら、申し込みをし、契約に移りましょう。
2つ目は、原稿の提出をします。
ここでは、自分で作成した句集を出版社に提出します。
どのくらいの句を入れるかの決まりはありませんが、一般的には、100句程度であるため、そこを基準に調整していきましょう。
また、どのような順番で俳句を並べていくのか悩む方もいらっしゃるでしょう。
そういった方にお勧めしたいのは、季節順に並べることです。
季語が入っている俳句であれば、季節順であれば、違和感なく読んでもらえると思います。
中には、自分で設定したテーマごとに並び替える方もいるため、自分にはどれが合うのか検討していくと良いでしょう。
最近は、データ原稿を作ることが多いです。
データ原稿を作成する際は、カラーモードや保存方法などに気をつける必要があります。
詳細な説明は省きますが、カラーモードはC M Y Kで作成し、保存形式はP D Fで行えば、問題なく進めていけるでしょう。
出版社に投稿する際も、メールを使用すると、家にいながら作業を完了できます。
3つ目は、校正作業を行います。
校正作業において、誤字脱字のチェックや修正などをします。
句集で大切なことは、俳句のフォントやレイアウト、配置です。
レイアウトやフォントによって、読み手が受ける印象は大きく変わってくるでしょう。
校正作業を細かく行うことで、満足する結果が得られると思います。
校正を何回するかで料金が変わってくるため、初めからイメージをしっかり持っておき、少し修正を加えるぐらいが、予算を大幅に超えることなく終えられるコツです。
契約の際に、校正が書いているところに注意して確認するように心がけましょう。
4つ目は、原稿の最終確認をして校正を完了します。
自分で納得のいく出来になったら、校正が終わります。
校正が終わると、契約時に決めた部数を印刷してもらいます。
その後の修正ができなくなるため、入念に原稿の最終確認をするようにしましょう。
5つ目は、印刷して発送してくれます。
当社のように、どういった仕上がりになるのか、サンプルを提供する業者もあるため、確認して印刷を任せましょう。
校了を終えたら、1週間程度で俳句集が家に到着するでしょう。
いつ到着するのか心配な方は、出版社に校正を終えた時点で確認を取ると、安心できると思います。
以上の5つの工程を経て、俳句集が出来上がります。
何から初めて良いのか分からなかった最初と比べて、ある程度のイメージはできたと思います。
今どの作業をしているのか意識すると、スムーズに進められるでしょう。
□注意するポイントとは
*契約内容をしっかり確認する
上記にも記しましたが、契約内容の確認は怠らないようにしましょう。
口頭では説明しなくても、契約内容に書いてあれば、反論はできません。
費用の面は特に注意しておくようにしましょう。
*業者を比較する
俳句集の作成をする業者は1つではありません。
そのため、何かにつけてお金を請求してくる悪徳業者もいます。
悪徳業者を見破るためには、複数の業者を比較したり、その業者が歴史あるところ確認したりするようにしましょう。
そうすることで、不満を残すことなく、俳句集を完成できると思います。
□まとめ
今回は、俳句集を作成する手順と、注意するポイントを紹介しました。
作成手順を知ることで、業者の方が話している内容が分かりやすくなるため、相談する前に大まかな流れを確認しましょう。
また、注意するポイントを忘れないようにし、満足のいく俳句集を作りましょう。