「日々の想いやアイデアを書き溜めた日記がある」
「趣味として続けてきた俳句や詩がたまってきた」
このような方はいらっしゃいませんか。
ご自身の作品を製本して記念品やプレゼントにしてみるのはいかがでしょうか。
書籍やフィロソフィブックに加えて、俳句集、詩集、歌集、小説本の原稿を作る際のポイントをご紹介します。
□書籍、フィロソフィブック作成の注意点を紹介
書籍のジャンルは多岐にわたりますよね。
一方、フィロソフィブックとは、組織の理念や価値観をまとめたものです。
ここでは、それぞれを作成する際の注意点と、それぞれのポイントをご紹介しましょう。
まず、作成する際の注意点を2つご紹介します。
1つ目は、文字が見づらくなることを防ぐために余白に留意するということです。
見開きページの中央はのど側、外側は小口と呼ばれています。
背表紙のある無線綴じの場合は、ページ数が増えると内側が見えづらくなるため、のど側を15ミリメートルから20ミリメートルほど空けましょう。
重ねた二つ折りの紙の背の部分を針金で固定する中綴じの場合は、表紙や裏表紙となる外側の紙ののどが隠れる可能性があるため、10ミリメートル以上空けておきましょう。
2つ目は、初めに縦書きか横書きかを決めておくということです。
それぞれには異なる特徴があるため、ご自身の作りたい本のイメージに合った方を採用しましょう。
縦書きは、日本語で書く場合に適しており、一段落の文字の分量は比較的多めです。
一方横書きは、英文を書く際に適しており、改行を比較的多く行う必要があるでしょう。
また、綴じ方は、縦書きであれば右綴じ、横書きであれば左綴じにしましょう。
次に書籍に関するポイントです。
書籍は内容の面白さはもちろん、本のタイトルやカバーデザインも重要です。
そのため、読みたいと思わせる工夫を意識しながら、書籍のテーマに合ったものを考えましょう。
フィロソフィブックは、ポケットブックとして作成されることが一般的で、A5判やB6判、B7判などのサイズが良いでしょう。
組織の指針となるものをわかりやすくまとめましょう。
□俳句集、詩集、歌集作成のポイントとは?
俳句集、詩集、歌集はどれも作り手の個性を存分に発揮できるものですよね。
そのため、内容だけではなくレイアウトにも思いを込めると、より良いものが仕上がるでしょう。
そこで、製本する際のポイントを3つご紹介します。
1つ目は、レイアウトを工夫するということです。
レイアウトにおける自由度の高さは、SNSやブログにはない紙媒体の強みです。
そのため、余白や配置を考え、ご自身の作品に適したものにしましょう。
2つ目は、挿絵や写真を入れるということです。
これは必須ではありませんが、何か作品のイメージに合うイラストや写真があると、題材にした情景やメッセージが読み手に伝わりやすくなるでしょう。
また、必ずしも自分だけで作業を進める必要はありません。
写真や絵が得意なご友人に声をかけてみる、プロに依頼してみるという方法もあります。
3つ目は、最終的には作品をデータにすることを知っておくということです。
もちろん手書きのものを作ってもいいですが、それも印刷する際にはデータにしなければなりません。
手書きでは作らないという方は、Wordなどを利用しましょう。
□小説本を作る際のポイントを紹介
小説の魅力は、本の中で知らない世界を体験できる、自分とは似ても似つかない人の体験を疑似的に体験できることなどでしょうか。
読んでいてワクワクする小説を自分でも作ってみたいと思ったことはありませんか。
しかし、書くとなるとさまざまなテクニックが必要になりそうでためらってしまう方も多いでしょう。
そこで、小説を書く際に大切なポイント3段階に分けてご紹介します。
まず始めは、物語の構想を練る段階におけるポイントです。
全体としてどんな話なのかを考えるところから始め、展開の仕方、主題、あらすじを徐々に明確にしていきましょう。
ここでは、大枠を決めてから、細かい部分を決めていくというやり方が望ましいでしょう。
なぜなら、大枠の指針があると、途中で方向性が大きくぶれて、小説が完成でいないといった事態を避けられるからです。
次に、実際に物語を書く段階についてです。
大切なのは、小説内の視点を決めることです。
主観的な視点か客観的な視点のどちらで書くのか、もしくはどちらも用いるのか考えてみましょう。
主観的な視点であれば、登場人物の心情表現を豊かに表現できる一方、客観的な視点であれば、全体を通した語り口になるでしょう。
最後は、書いた文章を構成する段階です。
文章を書き終えたら、何度か読み直し、わかりづらい部分はないか、より良い言い回しができる文章はないかなどを入念にチェックしましょう。
その他にも、構成段階に限らず、執筆途中であっても、思いついたアイデアは常に書き留めておけるよう準備しておくと良いでしょう。
変更を加える際は、心変わりする可能性を考えて、変更前のものも保存しておきましょう。
全体を使わないとしても、一部を取り入れたいと思うこともあるかもしれません。
□まとめ
今回は、書籍やフィロソフィブックに加えて、俳句集、詩集、歌集、小説本を作成する際のポイントをご紹介しました。
製本するということは、内容だけではなくレイアウトなども工夫することが重要です。
ご不明点がありましたら、当社までお気軽にご相談ください。