「会社や学校で使う印刷物を作りたいが、どのような要領で作ればいいのだろうか」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
丈夫で長持ちする印刷物を作成する際には、印刷会社を利用されると良いでしょう。
この記事では、問題集、規定集、文集の3つの印刷物作成のポイントについて内容と体裁に分けて解説します。
□問題集を作成する際のポイントを紹介
問題集は、ある分野の内容の知識を身に着けることを目的に作られるものです。
利用者は、複数の問題集を購入するというよりは厳選した問題集を有効活用しようと、反復して使うことが想定されます。
そのため、数ある問題集の中で選ばれるには、内容はもちろん、見た目も工夫することが重要でしょう。
まず、問題集の内容についてです。
利用者は問題集を使って知識を身に着け、それらを応用できる段階になることを求めているでしょう。
そのため、内容は体系的にまとめる必要があります。
例えば、内容ごとに章立てし、さらにその中で難易度順に問題を配置していくという方法があります。
1つの章を、該当範囲の簡潔なまとめや基礎的な問題から始め、発展させた問題で終えるというように段階を踏むと良いでしょう。
また単元ごとの章の後に、複数の単元の知識が必要な複合問題を作成することも効果的でしょう。
さらに、解説を丁寧に作成する必要があります。
知識は間違いの原因を分析することで着実に身についていくものです。
そのため、解答に加えて利用者の立場に立った解説を載せることが大切でしょう。
次に、問題集の体裁についてです。
問題集は、表紙から内部まで見やすいデザインにする必要があります。
これは、わかりやすさだけでなく、問題集への愛着といった面にも影響を与えうるでしょう。
例えば、問題集をびっしりと隙間を設けずに並べるのではなく、空白を意識して作るという方法があります。
改行やその他のスペースを設けることで見違えるように見やすくなるでしょう。
またレイアウトについても、キャラクターなどの装飾が多いと見づらくなるため、いつでも見やすさを第一に考えましょう。
□規定集を作成する際のポイントとは?
規定集は、社員など組織内の多くの人が長年に渡って参照するものです。
そのため、特に丈夫で長持ちすることが重要になってきます。
まずは内容についてのポイントを解説します。
規定集を作成する際には、関係する法令や規定の知識を有している人が作成することが望ましいでしょう。
これに加えて、規定を業務が行われる現場に即したものにするために、業務を良く知っている人が作成し、現場の声をしっかりと取り入れることが必要です。
もし規定と現場の状態の間に乖離(かいり)がある場合、その規定は形だけのものになってしまうでしょう。
また、単に規定に現在の業務の状態を反映するのではなく、改善された規定にする必要があるでしょう。
これは、現状に不具合がある場合もあるからです。
そのため、作成する前に業務の改善ポイントを洗い出しておくことが重要です。
次に、体裁についてのポイントです。
規定集の文体は「である調」にそろえることが一般的でしょう。
そのため、「ですます調」を混在させないように注意してください。
さらに、多くの規定を見やすく整理するために、章立てや改行を行うと良いでしょう。
規定集の一般的なサイズはA4です。
入稿の際に決めたサイズが仕上げのサイズになるため、サイズの間違いには注意しましょう。
□文集を作成する際のポイントを紹介
文集は、卒業文集のような複数人の文章が集まったものから、1人の書き手によるさまざまなテーマを集めたものまであります。
形態はさまざまですが、文集は書き手の強い思いが込められていることが多いのではないでしょうか。
このようなものはできるだけ長く保存できるようにしたいですよね。
まずは文集の内容についてのポイントをご紹介します。
文集で重要なのは、テーマ選びです。
全てを1人で書いたものでも、複数人の文章を集めたものでも、より多くの人に読んでもらうことは大切ですよね。
また、複数人の文章を集める場合は、書き手にとっての書きやすさや文章を集めたときの全体の雰囲気も加味してテーマ設定をする必要があります。
次に、体裁についてのポイントです。
多くの人を引き付けるために、文集の表紙のデザインを工夫する必要があります。
デザインは、イラストや写真を利用し、文集のテーマに沿ったものにすると良いでしょう。
文字は、タイトルをメインに据え、その他の情報は小さく配置すると見やすいでしょう。
また、文集においては紙質次第で雰囲気を変えられます。
例えば、表紙には上質紙やマットコート紙を用いると文字が読みやすくなるでしょう。
文集も一般的なサイズはA4です。
しかし、小さめのA5にするなど、ご希望のサイズを自由に決められます。
□まとめ
問題集、規定集、文集を作る際のポイントを内容と体裁に分けて解説しました。
ご紹介したように、どれも丈夫さが求められる印刷物というのは共通していますが、印刷物の種類によって気を付ける点が変わってきます。
何かご不明点やお困りのことがございましたら、お気軽に当社までご相談ください。