カタログ作成を依頼された方の中に、何から始めればいいかが分からないという方はいらっしゃいませんか。
カタログのクオリティは、商品の売れ行きを左右するでしょう。
そのため、失敗できないプロジェクトです。
そこで今回は、カタログ作成で外せない基本要素について解説します。
□カタログの作成方法について
カタログは、商品や展示物などの品目を整理して書き並べたものをいいます。
基本的な作成方法は、パンフレットなどの冊子と変わりませんが、商品や展示物をどれだけ魅力的に見せられるかに重点が置かれています。
そのため、カタログでは写真や文章を用いてアピールしましょう。
カタログのサイズは、A4サイズが最も一般的です。
やはり、写真を大きく掲載できるものの方がカタログに向いているのでしょう。
しかし、少し小さく印刷したいという場合もありますよね。
その場合はB5の用紙が最適です。
また、カタログを冊子にする場合の綴じ方は、無線綴じがおすすめです。
無線綴じとは、ページの背の部分に糊を付けて綴じる製本方式です。
この方法はページの多いカタログや冊子でよく使われる方法であり、カタログに最適でしょう。
□カタログに必要な要素
カタログには、商品をアピールするという役割があります。
そのため、写真さえ並んでいればいいと考えだけでは、カタログの内容としては不十分なのです。
カタログの内容には2つの種類があります。
それぞれ必ずカタログに組み込む必要があるでしょう。
それぞれについて詳しく紹介します。
*コンセプトページ
まずはコンセプトページです。
コンセプトページでは、商品のブランドイメージをユーザーに案内します。
商品を買って欲しいだけなのに、ブランドイメージを見せても意味がないとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、コンセプトページの掲載には大きな効果があるのです。
コンセプトページでは、商材がどのようなコンセプトで作られたかが掲載されています。
商品の写真を掲載するだけでも商品紹介としての機能は十分に果たせるでしょう。
しかし、お客さんがどの商品を選ぶかを決める際に、コンセプトがあれば、よりお客さんの思いやこだわりに近い商品を選んでもらえるでしょう。
お客さんの思いやこだわりに近い商品を選んでもらうことは、顧客満足度に直結し、結果的にリピーターの獲得にもつながります。
このように、コンセプトページには大きなメリットがあるのです。
商品の展開によって変わりますが、コンセプトページは商品毎にあることが多いでしょう。
商品の写真やブランドの生い立ち、開発者の思いを載せればコンセプトページとしては十分です。
また、工夫すべき点として、キャッチコピーを入れることが挙げられます。
商品に最適なキャッチコピーを添えられれば、コンセプトページを全て読まなくとも内容が大体把握できるでしょう。
多くのお客さんは、コンセプトページの隅々まで見ることはありません。
そのため、お客さんのニーズをしっかりとキャッチできるように、キャッチコピーでまとめるようにしておきましょう。
*商品掲載ページ
カタログで何といっても大切なのが商品掲載ページでしょう。
写真と商品名、簡単な説明といった内容が記載されているものがスタンダードです。
また、1ページの中には、あまり商品を詰め込みすぎないようにしましょう。
余白を持たせた方が、読み手が読みやすいカタログになります。
ただ、余白は商品のイメージを左右します。
なぜなら、人間は余白が少ないデザインを見ると安そうな印象を持ち、余白の多いデザインを見ると高級そうな印象を抱くためです。
ぎゅうぎゅうに文字が並んでいる激安スーパーのチラシがいい例として挙げられるでしょう。
あれは、安さをアピールするためにわざと文字を詰めています。
逆に高級レストランのメニューには余白が多いイメージがありますよね。
余白を多く撮ることで、高級感を演出しているのです。
このように、余白は商品へのイメージを左右するため、その点も踏まえて余白は決めましょう。
□印刷方法をご紹介します
ポイントを押さえてカタログを作成できたら、印刷をしましょう。
最近では、コンビニでも手軽に印刷ができます。
もしお急ぎで少ない部数だけ印刷する場合には、コンビニがおすすめでしょう。
しかし、紙質や発色において、コンビニのコピー機では限界があります。
印刷会社に依頼すれば、きれいに安価で印刷ができます。
また、製本まで承っているので、印刷物を自分たちで製本する必要もありません。
そのため、特別な事情があり、今すぐ印刷する必要がある場合を除いて、印刷会社に依頼することをおすすめします。
きっと納得のいくカタログにしてくれます。
□まとめ
カタログに掲載する内容は、大きく分けてコンセプトページと商品掲載ページの2つでした。
どちらも大切な要素なので、必ず組み込みましょう。
また、カタログの印刷は、印刷会社に依頼するのがおすすめです。
ぜひ検討してみてください。