「スポーツ大会のプログラムを作ることになったが、何を意識して作れば良いのだろうか」と悩んでいる方はいませんか。
大きい大会であればあるほど重要性が増すプログラムですが、いくつかのポイントを意識することで分かりやすくなります。
そこで今回は、スポーツ大会プログラムの作成ポイントについて紹介します。
□作成目的について
まず初めに、プログラムを作る上で最も大切な考えを紹介します。
それは「大会の進行がわかりやすいか」です。
プログラムは、大会に出場する選手や監督、観客などが大会の進行状況を把握するために利用します。
プログラムがなければ、対戦相手を把握できなかったり、場所がわからなかったりして、大会がスムーズに進行しません。
選手目線、監督目線、観客目線でわかりやすいかを念頭に置いて作成しましょう。
□作成時のポイントについて
続いては、プログラム作成時のポイントを6つ紹介します。
1つ目は、目次を作成することです。
最初のページに、「どういったこと」が「どこに」書いてあるのかを示す目次を作りましょう。
大会を進行している方や選手の中には、細かい時間の区切りで動いており、プログラムをしっかり見る余裕がない方がいます。
そういった人が素早く目的のページにたどり着けるような目次作りを意識しましょう。
そのためには、太字や色などを組み合わて作成するのがおすすめです。
トーナメント表がどのページから始まるのか、大会ルールはどこに記載されているかが一目でわかるようにしましょう。
こういった細かい配慮をすることで、わかりやすいプログラムが出来上がるでしょう。
2つ目は、過去の事例を参考にすることです。
実際に過去どのようなプログラムが出されていたのか参考にしましょう。
いくつかのプログラムを比較すると、読みやすいものと読みにくいもので優劣がつけられます。
その違いを調べ、良い点を自分のプログラムに取り入れましょう。
また、自分の競技以外のプログラムを参考にすると新たなヒントを得られる可能性があります。
過去に人気のあったプログラムを調べ、違った視点から考えましょう。
3つ目は、5W1Hを意識することです。
プログラムを利用する全ての人にとって5W1Hは大切ですが、中でも特に、時間と場所が大事です。
例えば、場所を略称で書いたり、AコートやBコートと記載されてなかったりする場合があります。
誰が見てもわかるように記載しましょう。
どこのチームが戦うかは書かれていますが、場所や時間でのミスが多いです。
大会の進行を遮ることになるため、書き終えたら複数人で読み合い、誰もがわかるか確認しましょう。
4つ目は、ページ番号を記載することです。
ページ番号が各ページに記載してあると目次と照合しやすく、利用しやすくなります。
大会が大きく、プログラムが分厚くなる場合、重要なページだけでもページ番号を書きましょう。
しかし、ページ番号のズレには注意が必要です。
プログラムを一旦書き終えた後、多くの場合、ページの追加や削除が行われます。
この際に、ページ番号の修正を忘れる方がいます。
そのため、最終的なプログラムが完成してからページ番号を書くと良いでしょう。
5つ目は、わかりやすく解説を入れることです。
大会プログラムは選手のみならず、観客も利用します。
その観客の中には、そのスポーツに詳しい人もいれば、あまり詳しくない方もいます。
あまり詳しくない方にも理解してもらえるプログラムを作りましょう。
専門用語がある場合は注意が必要です。
なるべく専門用語の使用は避けた方が良いですが、ルールを記載するときに専門用語を使う必要がある場合も出てくるでしょう。
そういった場合は専門用語の解説を加えたり、余裕があればイラストを入れたりすると、さらにプログラムが見やすくなります。
時間とお金に余裕があれば、観客用と選手・監督用にプログラムを分けると、より親切なものになります。
また、歴代の優勝選手・チームや記録などを記載すると、時間があるときに楽しめます。
陸上や水泳のように新記録の更新がわかる場合は、観客と選手が一体となって盛り上がるでしょう。
また、過去の決勝の再現となれば、多くの方が注目すると思います。
プログラムのでき次第で大会を盛り上げられるため、様々な工夫を凝らしましょう。
6つ目は、統一感です。
統一感の演出には、色やフォントが大切です。
子供が多く参加する場合は明るい色を中心にする、大人の場合は綺麗めで仕上げる、などを意識するとプログラムに統一感が出るでしょう。
フォントによっても全く違う印象を与えるため、注意が必要です。
その大会に合わせたフォント選びをしましょう。
また、縦書きと横書きが混同してある場合は統一感が失われます。
全体を通して読みにくくならないように意識しましょう。
□まとめ
今回は、スポーツ大会のプログラムを作成するときのポイントを紹介しました。
プログラムは大会の進行に大きく関わるため、誰もが理解しやすいように作る必要があります。
理解しやすくした上で、歴代記録や優勝選手などを載せ、楽しんでもらえるように工夫しましょう。