問題集の作成をお考えの方はいらっしゃいませんか。
学習塾で働かれていている方や、その他の教育関係のお仕事をされている方は、問題集やテキストを作る機会もあるでしょう。
しかし、はじめて作る方の中にはどのように作成すれば良いのかご存じない方も多いと思います。
今回は問題集のおすすめの作成方法をご紹介します。
□問題集の表紙に使用する用紙について
はじめに、問題集の表紙におすすめの用紙を2種類ご紹介します。
1つ目は色上質紙です。
紙自体に色がついているため、見栄えが良いことがポイントでしょう。
色上質紙を使用すれば、モノクロ印刷であっても全く違う印象になります。
また、ターゲットや伝えたい内容によって色を選べるのも色上質紙のメリットと言えるでしょう。
表紙の色を各教科のイメージカラーにしてみても良いですね。
よく使われる色としては、クリーム、パステルピンク、薄い黄色などが挙げられるでしょう。
さらに、ベースが上質紙であるため筆記性に優れているという特徴もあります。
2つ目はコート紙です。
こちらは、カラーで写真やイラストなどをデザインして印刷したいとお考えの方におすすめの用紙です。
紙の表面がつるつるしていて、写真や色の再現性に優れているのが特徴です。
また、紙自体にツヤがあるので見た目が綺麗に仕上がるでしょう。
コート紙を使うことで、学校の教科者のような立派な冊子に仕上がります。
問題集の表紙を作る際は、以上の2種類の用紙を使うことをおすすめします。
□問題集の本文用紙について
では、問題集の本文の用紙はどのようなものを使うのが良いのでしょうか。
続いて、問題集におすすめの本文の用紙についてご紹介します。
本文用紙には、安価で人気のある上質紙を使うのが良いでしょう。
上質紙は柔らかくてさらさらとした手触りで、冊子や書籍全般の本文用紙に使われています。
また、裏表ともにコーティングがないため、筆記性が高いです。
鉛筆やマーカーで書き込むことの多い問題集には、まさに最適の用紙と言えますね。
さらに、光沢や反射がないため読みやすいというメリットもあります。
上質紙の大きな特徴として、厚さが豊富なことが挙げられます。
用途によって使い分けることで、さらに使いやすい問題集になるでしょう。
そこで、上質紙の厚さについて詳しくご紹介します。
用紙の厚さはKという単位で表され、数字が小さいほど薄いことを表します。
まず、最も薄いのは55Kで、厚さは約0.08ミリメートルです。
短期使用の冊子には向いていますが、書き込んだり消しゴムを使ったりする問題集には不向きです。
最もよく使われる厚さが70Kで、約0.1ミリメートルです。
裏移りが目立たず、重くなりすぎない厚さであるため、迷ったら70Kを選ぶのも良いでしょう。
次に厚いものが90Kで、約0.13ミリメートルです。
70Kよりもしっかりした感触で、ペンで書き込んでも裏移りしません。
そのため、長期間使用する問題集にぴったりでしょう。
次に厚いのが110Kで、厚さは約0.14ミリメートルです。
消しゴムで力強く消しても破れにくいため、頻繁に書き込んだり消したりするテキストに使用すると良いでしょう。
紙自体に厚みがあって重いため、ページ数が多い冊子には向いていません。
最も厚いのが135Kで、約0.17ミリメートルです。
楽譜やアルバムなどに使用されますが、基本的に問題集には使われません。
□問題集の綴じ方についてご紹介!
ここまで、問題集を作成する際のおすすめの用紙についてご紹介しました。
最後に、問題集のおすすめの綴じ方についてご紹介します。
問題集は無線綴じか中綴じで綴じることが多いです。
それぞれどのような綴じ方なのかを見ていきましょう。
まず、無線綴じについてご紹介します。
無線綴じとは、背を糊で接着して製本する綴じ方です。
ページ数が多い場合は、無線綴じをおすすめします。
同じ問題集を何度も繰り返し使用することもありますよね。
無線綴じなら背が糊でしっかり固定されているため、丈夫で長持ちするというメリットがあります。
さらに、背表紙があるため本棚に入れていても見つけやすいですよ。
次に中綴じについてご紹介します。
中綴じとは、文字通り中央部分を針金で止める綴じ方です。
ページ数が少ない場合は中綴じをおすすめします。
見開きでページ全体が見え、ページを手で押さえなくても開いたままの状態にできることがメリットです。
繰り返し使うわけではなく、体裁が整っていて使い勝手の良い問題集を作成したいとお考えの方は、中綴じにすると良いでしょう。
このように、問題集の綴じ方には主に2種類あります。
ご自身が作成したい問題集の形式に合わせて、綴じ方を選ぶと良いでしょう。
□まとめ
今回は問題集の作成方法についてご紹介しました。
問題集の完成形をイメージできたでしょうか。
今回ご紹介した用紙や綴じ方を活用することで、さらに良い問題集を作れるでしょう。
当社では印刷を承っておりますので、印刷時はお気軽にご相談ください。