詩集を作ろうとお考えの方はいらっしゃいませんか。
作品を長期的に保存し、世の中に発信する手段として、詩集は非常におすすめです。
しかし、詩集を作った経験がなく、実際にどのように作れば良いのか分からない方は多いと思います。
そこで今回は、詩集を作るメリットやポイントについて、印刷会社が詳しく解説します。
□詩集を作るメリットとは
まずは、詩集を作るメリットを2つ紹介します。
詩集の作成を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1つ目のメリットは、保存性が高いことです。
最近は、ブログやSNSを通じて、詩を発信する方が増えています。
たしかに、インターネット上の情報は、発表した瞬間はたくさんの方に見てもらえるでしょう。
しかし、更新日時が古くなると閲覧数は下がります。
また、もしサービスが終了すれば見れなくなってしまいます。
その点、詩集はいつまでも保存できます。
例えば、ご自身の自信作や長く残しておきたいものは、詩集として保存するのがおすすめです。
また、デスクや本棚など、常に目に見える場所に置いておけるのも、詩集の特徴です。
作成してから時間が経っても、ふと目について読み返せると良いですね。
2つ目のメリットは、字を心地よく読ませられることです。
ウェブサイトに載せる場合、文字の大きさや書体、改行の位置は、見る環境により異なります。
一方で詩集を作ると、自由にデザインした文字をそのままの形で印刷できます。
つまり、詩を思い通りに相手に伝えるための手段として、詩集はとても適している媒体なのです。
このように、詩集はお気に入りの作品を保存したい方にぴったりの媒体です。
これまではブログやSNSしか利用したことがなかった方も、ぜひ一度詩集を作成してみてください。
詩集ならではの良さに気づけると思います。
□詩集の原稿を作成する際のポイントとは
実際に詩集を作る際には、3つのポイントを意識しましょう。
これらのポイントを踏まえて詩集を作成することで、理想の完成形に仕上がります。
1つ目のポイントは、レイアウトやデザインにこだわることです。
せっかく詩集を作るなら、理想のものに仕上げたいですよね。
詩集は、レイアウトとデザインにこだわることで、より良いものが完成します。
詩集の場合、他の小説や雑誌とは、文字を羅列させる方法や空白の配置が異なります。
また、紙質や表紙、サイズのように、こだわる箇所はたくさんあるでしょう。
詩の内容だけではなく、これらの要素によっても詩集の価値は変わるので、慎重に考えましょう。
2つ目のポイントは、仕上げたいサイズにそろえておくことです。
原稿を作る時点で、仕上がりと同じサイズに設定しておきましょう。
その理由は、製本の完成形をイメージしやすいからです。
もちろん、違うサイズで原稿を作っても、サイズは変更できます。
しかし、原稿と製本のサイズが違うため、イメージが大きく異なるかもしれません。
製本のサイズはお好みで変えられますが、一般的にはA5サイズ以上に設定します。
3つ目のポイントは、印刷会社に依頼することです。
印刷会社によって、得意とする印刷方法はさまざまです。
例えば、少部数の印刷を専門としていたり、使用する紙の種類が異なったりします。
他にも、対応の仕方も大きく違うため注意しましょう。
ご自身の理想のイメージを実現するために、親身に相談に乗ってくれる印刷会社がおすすめです。
料金設定もよく確認したうえで、印刷会社に依頼しましょう。
詩集の原稿を作る際のポイントについて分かっていただけたでしょうか。
原稿の作成に取りかかる前に、これらのポイントをしっかりとチェックしましょう。
□詩集を作る際のコツを紹介します
最後に、詩集を作る際のコツを紹介します。
実は、ある1つのコツを押さえるだけで、詩集がさらに良い作品に仕上がります。
そのコツとは、あえて重要なことを明記しないことです。
詩集を作るということは、表現したい気持ちや、伝えたい感情を文字に起こすことを表します。
つまり、ご自身が伝えたいことを、ありのままの言葉で表現すれば良いのです。
基本的にルールは存在しませんが、詩集作成の際にはテーマを考えることが多いでしょう。
そして、テーマに関する言葉をたくさん集めて、それぞれの言葉をつなげます。
この際に、1つの作品として仕上げるためには、読み手の感じるように読ませるのが大切です。
あえて重要なことを明記しないことで、読み手は想像力を働かせ、楽しく読めます。
そのため、伝えたい内容をすべて記載するのではなく、相手の想像力を大切にしましょう。
□まとめ
詩集を作るメリットやポイントについて解説しました。
詩集は、高い保存性を持ち、心地よく文字を読ませられるため、非常に優れた媒体です。
残しておきたい作品や、世に発信したい作品がある方は、詩集を活用すると良いでしょう。
実際に詩集の原稿を作成する際には、今回紹介したポイントを参考にしてみてください。