イラストレーターの利用が初心者の方必見!基本から解説します!


イラストレーター初心者で原稿作成を頼まれた方ではいらっしゃいませんか。
イラストレーターを初めて使うとなると、戸惑うことも多いでしょう。
今回はイラストレーターでできることや描く際のポイント、イラストレーターで原稿を作成する際の注意点について紹介します。

□イラストレーターでできることとは

イラストレーターでできることは大きく3つです。

1つ目は、さまざまな図形の作成です。
イラストレーターには、長方形や星型など図形が簡単に作れるツールがあります。
また、数値を入力すれば図形の形を自由自在に変更できます。

2つ目は、ロゴの作成です。
文字を飾ったり、イラストを描いたりすることでロゴを作れます。

3つ目は、絵の作成です。
ペンツールや図形を合わせて使うことで絵を描けます。
イラストレーターの場合、マウスでも絵やイラストを描けます。
さらに、企業やお店のロゴやwebデザイン、印刷物も作成できるでしょう。

□イラストレーターを使う際に押さえておくべきポイントとは

イラストレーターを使う際に押さえておくべきポイントは4つあります。

1つ目は、ペンツールです。
イラストレーターでは、図形ツールから直線や四角、丸といった図形を作成できます。
しかし「図形ツールにない形を入れたい場合はどうしたらいいのか」と思うかもしれません。
その場合は、ペンツールを利用してみてください。

2つ目は、図形の書き方です。
エクセルやパワーポイントで、オートシェイプ機能を使った経験がある方もいらっしゃるでしょう。

イラストレーターの図形機能では、オートシェイプはロゴや画像を作成する際に大変役立ちます。
パスーファインダーと言われる図形をくっつけたり、切り取ったりできます。
この機能でイメージ通りのものを作成できるでしょう。

3つ目は、ドローイングツールです。
これには、ブラシツールや塗りブラシツール、ペンツールなど様々な機能があります。
しかし「線を描くためにこんなにたくさんのツールを利用する必要があるのか」と思うかもしれません。
これらに使い慣れると、スキルの幅も広がりクオリティーも高くなります。

4つ目は、カラーピッカーの使用方法です。
これは、描いた図形をロゴやイラストをイメージ通りの色にするためのツールです。
色を選ぶ際には、黒や白がアルファベットと数字を合わせた6桁で表現されているため、戸惑う方もいらっしゃるでしょう。
自身の描きたい色のイメージがあっても、それが何番か分からないと使いにくいですよね。
その点、イラストレーターはこれらを覚えなくても、作りたい色を作られるようになっています。

□イラストレーターで原稿を作成する際の注意点とは

ここでは、イラストレーターで原稿を作成する際の注意点を2つ紹介します。

1つ目はテキストをアウトライン化することです。
原稿にはテキストを使用することが大半ですよね。
その際には、通常のテキストとは少し違ったかわいい文字やかっこいい文字で書く場合もあるでしょう。
それ自体には問題はありませんが、それらをそのままにしておくと問題が発生するため注意が必要です。

詳しく説明すると、フォントはパソコン内にデータと一緒に存在しているため、自分のパソコンには存在しても、印刷会社のパソコンにはない場合があります。
この場合に、特別なフォントのまま原稿として印刷すれば、イメージと違うフォントに置きかわるでしょう。
かなりこだわって決めたフォントが、そのような形で変えられてしまうのはもったいないですよね。
このようなトラブルを防ぐためにもアウトライン化しましょう。

また、アウトライン化すればテキスト自体がフォントから図形として扱われます。
そのため、特別なフォントがどのパソコンでも変換されることなく、イメージ通りのものを作成できます。

2つ目はドキュメントモードをCMYKにすることです。
イラストレーターで色を設定する際には、CMYKもしくはRGBの2つの選択肢があります。
前者は印刷物に最適化された色の設定で、後者はパソコン上で表示されるのに最適化された色の設定です。
そのため、印刷したい場合はCMYKを選ぶと良いでしょう。

ところで、RGBはレッドとグリーン、ブルーの頭文字からきており、光の三原色を示します。
パソコンの液晶は光で色を表現しているため、RGBは適していると言えるでしょう。

CMYKはシアンとマゼンタ、イエロー、キープレートの頭文字からきています。
シアンは青に近い色、マゼンタは赤に近い色、イエローは黄色で、これも色の三原色なので適しています。
また、キープレートは、画像の輪郭といった細かい部分を表すために使用される印刷版のことで、基本的に黒のインクが使用されていていました。

□まとめ

イラストレーターでできることや描く際のポイント、イラストレーターで原稿を作成する際の注意点について解説しました。
原稿作成する上で今回紹介した基礎や注意点が参考になれば幸いです。