歌集の作成をお考えの方はいらっしゃいませんか。
現在はインターネットが普及しているため、「わざわざ冊子にしなくても」と思う方もいるかもしれません。
しかし、冊子ならではのメリットがあります。
今回は、歌集を作成するメリットや校正する際のポイント、製本方法について紹介します。
□歌集を作成するメリットとは
歌集を作成するメリットにはどんなものが思い浮かびますか。
ここでは、そのメリットを2つ紹介します。
1つ目は、保存性が高いことです。
近年では、インターネットを使って、ブログやSNSに自分の思い入れのある写真や作品を載せる方は多いです。
それらに投稿すると、掲載した直後にはたくさんの方に見てもらえるでしょう。
しかし、投稿が古くなればその分閲覧数が一気に下がります。
さらに、ブログやそのSNSサービスを使用できなくなれば、今までの投稿が見られなくなり消えてしまうでしょう。
消えてしまっては困るような大切な投稿を、紙の冊子に保存しておけば安心できます。
また、かなり前に購入した本でもふとした瞬間に目につき、ページを開いた経験はありませんか。
紙の冊子として作品を手に取れる形にしておくと、本棚や机といった生活する上で目に入りやすい場所に保存しておけます。
このように、ずっと残しておきたい本や、将来読んでもらいたい本は紙の冊子にして保存すると良いでしょう。
2つ目は、字を心地よく読めることです。
ウェブサイトに掲載した場合、大きさや書体が変わることがあります。
紙の冊子であれば、本来の文字やデザインをそのままの形で閲覧できます。
小説のように長い文章の場合は、ページをめくるという作業自体にほどよい休息の効果があり、メリハリを持たせられます。
また、途中で読むのを中断する場合でもしおりを挟んでおくことで、どこから読み始めるといいか分かるため楽に読み始められます。
このように、紙の冊子だと長い文を心地良く読めます。
□校正する際のポイントを紹介
クオリティーの高い歌集を作成するためには、校正をしっかりしておくことが大切です。
ここでは、校正する際のポイントを5つ紹介します。
1つ目は、作成してから時間を空けて読み直すことです。
自分で書いた文章を読み直すには、可能であれば1日以上開けてから読むのが良いでしょう。
作品を完成させた直後は、気分が高まっており自分の世界に浸っています。
主観的な考えでは、変な言い回しや間違いに気づきにくいです、
客観的に作品を見つめ直すためにも、時間をおいて再確認しましょう。
2つ目は、印刷した原稿と照合することです。
校正刷りができたら、最初に書いた原稿を1文字ずつ確認しましょう。
原稿はパソコンで確認するのではなく、紙媒体にプリントアウトしてからチェックすることがポイントです。
パソコンの画面だと、スクロールする際に画面と紙の該当部分を見落としがちです。
大きい文字を使っている箇所や、空白を取って配置した文字列には注意しましょう。
3つ目は、表記を統一することです。
同じ意味の言葉でも、序盤の文章で使用した言葉と、後半に使用したものが違う表記だと、統一感が欠けます。
「私は」を「わたくし」とするなど、同じ意味の言葉の表記が変わらないように気をつけましょう。
4つ目は、事実確認をすることです。
原稿に沿って刷り上げる場合は、地名や社名、個人名などが名刺やホームページの情報と食い違っていないか、もう一度確認しましょう。
また、話の内容のつじつまが合わないような文章がないかも加えてチェックしておくことが大切です。
5つ目は、声に出して読むことです。
文字を目で追って読んでいては気づけないようなミスを、声に出すと気づける場合があります。
例えば、文章での冗長表現や変な句読点、読みにくさに気づけるでしょう。
また、全体の大きな流れやテンポよく読めるかといったリズムも掴めます。
□製本方法を紹介
最後に製本方法を3つ紹介します。
1つ目は、中綴じ冊子です。
これは、1枚の紙を2つに折り重ねて、真ん中をホッチキスで固定する製本方法です。
1枚の紙に対し、4ページ分が印刷されるため、注文のページ数は4の倍数となるでしょう。
2つ目は、無線綴じ冊子です。
これは、本文部分の紙を重ねて、表紙とその部分を固定する箇所をのりで綴じる製本方法です。
ページ数が多い場合は、無線綴じが良いでしょう。
3つ目は、綴じなし冊子です。
これは、2つ折りにした紙を重ね合わせる製本方法です。
針金やのりは一切使用せず、見開きごとに取り外せます。
1つ目の方法と同じく、1枚の紙に対して4ページずつ印刷するため、注文ページの数は4の倍数となるでしょう。
□まとめ
歌集を作成するメリットや校正する際のポイント、製本方法について解説しました。
今回紹介したポイントを押さえて、いつまでも残る大切な歌集を作ってみませんか。
歌集の印刷をしたい場合は、ぜひ当社にご相談ください。