小説の書き方でお困りの方はいらっしゃいませんか。
小説はただ書きたいことを書くだけでは不十分です。
小説を書く際には、第三者の視点を意識しながら書くことが重要です。
そこで今回は、小説を書く際のポイントや準備段階について、またタイトルを考える際に重要な点をご紹介します。
□小説の書き方についてご紹介
まずは小説の書き方について簡単に説明します。
ここでは、物語を書く際のステップを大きく4つに分けてご紹介します。
1つ目は小説のテーマを決めることです。
小説を書く中でも重要なのがテーマです。
ここで方向性をしっかり定めておかないと、後々話がぶれてしまい、一貫性がなくなります。
まずは、どういったテーマで小説を書きたいかきちんと決めましょう。
2つ目はプロットを考えることです。
プロットとは、小説のあらすじとなる、話の構成を指します。
小説制作ではたくさんの工程がありますが、プロットは小説の設計図と言われるくらい重要なものです。
そして、これを基に小説に出てくるキャラクター設定や、物語が始まる舞台に関してのアイデアを出しましょう。
3つ目は小説を書き始めることです。
小説のテーマを決め、プロットを作成できたら、さっそく実際に執筆を開始します。
小説を書く際には、文体決めも大切です。
物語を口語体で進めるか、もしくは文語体で進めるかなど文体をどうするか決めます。
迷って決められない場合は、ターゲットとなる読み手を想像すると良いかもしれません。
例えば、カジュアルな物語が好きな大学生を対象とするなら、口語体で軽めに書くのがオススメです。
しっとりした純文学が好きな40代くらいの女性がターゲットなら、一人称文語体で書くと良いでしょう。
文章の視点や文体を決定する際には、はじめに決めた読み手の層が大きく関係します。
今から書く物語は誰が読むのかを念頭に置きつつ、文章の視点や文体を決定し、読んでいてストレスのない文章にすることが大切です。
4つ目は推敲することです。
小説はラストまで書き終えたら終わりではありません。
完成したら、必ず読み直して手直しを加える、推敲作業を行う必要があります。
推敲とは、単純に誤字脱字を確認するだけの作業ではありません。
読み手の視線から、この小説は面白いか、感情移入できるかなどもきちんとチェックします。
さらに、表現に関しても、それがベストなのか、より良い表現を考えながら行うことも大切です。
何度も推敲し、磨き上げられた文章は魅力的なものとなるはずです。
主観的な文章とならないように、念入りに推敲することで、客観的に見れば作品自体の質も高くなります。
そのため、推敲は必要不可欠な作業だとしっかり意識しておきましょう。
□小説を書く準備段階でのポイントとは
小説の書き方について簡単に解説しました。
続いては、小説を書く準備段階でのポイントを2つご紹介します。
1つ目は自己分析をすることです。
小説では自分がどう考えるのかが反映されるため、影響を受けたものを発見すると良いでしょう。
自分の経歴や、記憶に残った映画などを細かく書いていると、案外面白い経験をしていたことに気づくかもしれません。
2つ目は今までに作成した作品を分析することです。
今までの作品を新たに見つめ直し、その時考えていたことを知るのは、新しい作品を作る際に役立ちます。
また、足りなかった点や、満足できる点も分かります。
今までに感じたことや見習う部分、修正したい箇所を知り、新しい作品作りに役立てましょう。
□小説のタイトルを考える際のポイントとは
最後に、タイトルを考える際のポイントについて2つご紹介します。
1つ目のポイントが、タイトルは読者に伝わるものにすることです。
カッコ良いタイトルや語感が良いタイトル、流行りに乗ったタイトルだと自分がそう思っても、読み手に伝わらなければ意味がありません。
タイトルのみで内容が分かるものではなくとも、最低でも物語のジャンルや世界観が分かるようなタイトルにしましょう。
読者に伝わるタイトルを作成する上で、ベースとなるのは、ターゲットとなる読み手を意識することです。
年齢や性別、趣味などを考えながら、「この読者層を狙うにはこんなタイトルが良い。」と考えると良いですね。
タイトルを作成する際に、とても大切なポイントだと言えるでしょう。
2つ目のポイントが、タイトルはテーマから作成することです。
タイトルを作成するコツとして、一番単純なのは、この話で最も大切な要素とは何かを考えることです。
つまり、小説のテーマから思い浮かぶ言葉をタイトルにすることです。
テーマやインスピレーションから付けられたタイトルには、ベストセラーとなったものも多いです。
例えば、夏目漱石の「こころ」や谷崎潤一郎の「秘密」がそれにあたります。
また、主人公やヒロインもアピールしたいなら、彼らの名前をタイトルにするのも1つの手です。
ただし、人名だけのタイトルは内容が分かりにくいので、別の言葉を頭かお尻に付けるのが良いでしょう。
もしアイテムがキーワードとなるなら、タイトルにアイテムを入れても構いません。
国や地域が焦点なら、その名前を入れてしまうのも良いでしょう。
□まとめ
今回は、小説の書き方や準備段階でのポイント、タイトルを考える際のポイントについて解説しました。
小説を書きたい方はぜひ参考にしていただければ幸いです。