「セミナーのために資料を作成したいが、どのようなことを意識すれば良いのだろう」
このようにお困りの方はいらっしゃいませんか。
見やすい資料を作るためにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、資料作成の際に意識することや作成手順などを解説します。
ぜひお役立てください。
□セミナー資料を作成する際に意識することとは
セミナーにおける資料の役割には、主に講師と参加者がテーマについて知識を共有することや、ノウハウを学ぶための手助けをすることがあります。
セミナー資料を作成する際には、次の2つのことを意識しましょう。
1つ目は、セミナー後に参加者にどうなっていてほしいかを明確にすることです。
セミナー後の参加者に求める行動を予想して、資料を作成しましょう。
行動を予想するために、まずは参加者の属性をできる限り調査します。
属性とは、年齢や性別、職業、立場などです。
さらに、ニーズも具体的に把握しておくようにしましょう。
外部講師の方を招いたセミナーの資料を作成する際は、事前の打ち合わせを入念に行っておくことが大切です。
セミナーの目標やビジョンを共有しておきましょう。
2つ目は、参加者でも理解できる内容になっているか確認することです。
専門性の高いセミナーだと、つい専門用語を使いすぎてしまうこともありますよね。
しかし、誰でも理解できるように、平易な表現を用いることが大切です。
また、セミナーではその議題に関する予備知識がほとんどない方もいるでしょう。
そのような方の目線に立って、専門用語や特定の人にしか通用しない用語を使用せず、一般的な言葉で言い換えることが大切ですね。
常に参加者目線の意識を忘れないようにしましょう。
□セミナーの資料作成手順をご紹介します
セミナー資料を作成するために心がけることをご理解いただけたかと思います。
では、実際に資料を作成する手順についてご紹介します。
まず、目的を考えます。
先ほどもご紹介したように、プレゼンやセミナーの奥敵を考えるのはとても大切です。
求められることは何なのか、相手に何を理解してほしいのかを明確にしておきましょう。
次に、テーマを決めます。
先ほど決定した目的を達成するために、相手に何を伝えたいのかをはっきりさせましょう。
相手を惹きつけられるような具体的な事象を含むと、より効果的ですね。
そして、情報を整理します。
セミナーをする前には、たくさんの調査が必要ですよね。
調査した結果、情報が多く、どれを伝えれば良いか分からなくなってしまう場合もあるでしょう。
そのような場合には、理由や効果、条件というような項目に分けて整理しましょう。
情報を整理したら、伝える順番を決めます。
基本的には、イントロ、ボディ、エンディングの順番に並べると良いですね。
この順番は、多くの人がストレスを感じずに話を聞ける構成と言われています。
イントロでは、原因や課題を明示することで聞き手の興味を惹きつけます。
そして、ボディでは、イントロで紹介した課題に対する解決策などを具体的に紹介します。
最後にエンディングで、今までの話をまとめましょう。
補足があれば最後に付け足すと良いですね。
最後に、確認と修正をします。
ここまで作ってきた資料の流れが論理的かどうか、矛盾点はないかどうかといったことを確認します。
客観的な視点に立って、理解できないところは修正を加えることが大切です。
□見やすい資料を作成するコツをご紹介します。
ここまで、セミナー資料を作成する際に心がけることや資料作成の手順を確認してきました。
では、見やすい資料を作るためにはどうすれば良いのでしょうか。
コツを4つご紹介します。
1つ目は、レイアウトを統一することです。
同じ役割を果たすページでは、各ページのレイアウトを統一しましょう。
聞き手が「情報が提示されるルール」を把握できれば、内容理解が進みます。
2つ目は、位置を揃えることです。
同ページ内にある要素の位置を揃えることも大切です。
テキストや図表、画像や囲みの装飾など、すべての要素で位置を揃えるとパッと見た時に情報が入りやすくなります。
3つ目は、余白をとることです。
つい1ページ内にテキストやイラストを詰め込んでしまうという方もいらっしゃいますよね。
テキストだけでなく画像や図表などの要素でも、余白をとることで圧迫感を軽減するのが大切です。
4つ目は、テキストの使用ルールを決めることです。
フォントやサイズ、装飾の使用ルールを決めて、統一感を持たせることが、テキストを読みやすくするためにはとても大切です。
全ページに適用するルールを考えましょう。
□まとめ
セミナーの資料を作成する際に心がけることや作成手順、見やすい資料を作るコツをご紹介しました。
聞き手の立場に立って、何を理解してほしいのか、どうすれば理解できるのかを考えて資料を作りましょう。
この記事で紹介したポイントを、見やすい資料作成の参考にしていただければ幸いです。