ワードでの原稿作成をお考えの方に向けて作り方や意識したいポイントを解説します!


ワードの原稿でおすすめの作り方を知りたいという方も多くいらっしゃると思います。
原稿を作るにあたり、誤字脱字や見た目は気にするポイントだと思います。
そこで今回は、ワードでの原稿作成をお考えの方に向けて、作り方や意識したいポイントを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□ワードで原稿用紙設定するメリットをご紹介します!

原稿用紙を設定すると、横書きの時に比べて誤字や脱字が減少する傾向にあるといわれています。
その理由は、横書きが最近になって主流になってきたものの、昔から使われてきた縦書きの原稿の方が見やすく読みやすいからです。
誤字脱字を確認でき、誤りを見つけられることが、ワードで原稿用紙設定をする最大のメリットです。

例えば、ご自身が部下の場合、上司に縦書きの原稿用紙を渡すことで、より理解しやすく、確認してもらいやすくなります。
ご自身が上司の立場である場合、部下の文書を確認する前に、原稿用紙設定にすると添削しやすく、部下へのフィードバッグの時間やご自身が文書を読む時間を削減できます。

プロジェクトや事業内容の客観的なデータを掲載する際も、このような原稿用紙設定をするだけでも、誤りに気付く可能性が高まります。
特に、客観的なデータを誤ってしまうと、問題にも繋がる可能性がありますので十分な確認が必要です。

原稿用紙設定は、文章を確認する前だけでなく、文章を作成し終えてからもできます。
ご自身で文章を作成する時は今まで通り通常のテンプレートを使い、完成したら、誤字や脱字がないかを確認するために、原稿用紙の設定にして再度確認してみると良いでしょう。

□原稿用紙設定する方法を解説します!

設定方法には、2種類があります。

1つ目は、原稿用紙設定にする方法です。
ステップ1では、「レイアウト」タブの「原稿用紙設定」をクリックしましょう。
「原稿用紙設定」のウィンドウが表示されるので、その中にある「スタイル」の「マス目付きの原稿用紙」を選択しましょう。

ステップ2では、「文字数×行数」から「20×20」 を選択し、「罫線の色」「用紙サイズ」を選択します。
最後に「ページ」項目の「横」を選択し、OKを押したら完了です。

ただ、原稿用紙設定にすると、フォントやスタイル、段落設定の一部といった多くの機能が制限されてしまう可能性もあるので注意が必要です。

2つ目は、原稿用紙風にする設定方法です。
多少の手順は増えますが、もっと自由に書ける設定が「原稿用紙風」です。
行末の句読点を1マスに収められることがメリットです。

ステップ1では、「レイアウト」タブをクリックし、ページ設定グループにある 「サイズ」 から「A4」 を選択しましょう。

ステップ2では、「余白」「ユーザー設定の余白」の順にクリックして、余白の上下に 「25.4 ミリメートル」を入力し、左右に「30ミリメートル」を入力して「OK」 を押しましょう。

ステップ3では、ページ設定グループにある右下矢印をクリックして「ページ設定」を表示し、「文字数と行数」タブをクリックしましょう。
「原稿用紙の設定にする」を選択し、「文字数」と「行数」に「20」を入力して、「OK」 を押したら完了です。

□原稿作成時のポイントをご紹介します!

*原稿用紙設定

ワードは、最初は横書きで文章を作成しますが、上記でも紹介したように、原稿用紙設定で縦書きに変更できます。
一般的に、横書きよりも縦書きの方が読みやすく見やすいため、縦書きに変更することで誤字、脱字を確認しやすくなりますよね。
添削や確認の時だけ縦書きにし、原稿を印刷する時は横書きに戻すと良いでしょう。

*余白の設定

余白がない原稿ですと文章だけになってしまい、分かりにくく見にくい原稿になってしまいます。
読みやすい原稿にするためにも、余白を調整すると良いでしょう。
上下の余白はあまり気にしなくても良いですが、左右の余白は同じ数値にし、均等に見えるようにすることをおすすめします。

*フォント設定

見やすいフォントで原稿を作る必要がありますが、ご自身以外の人が原稿ファイルを開くこともあるということを把握しておきましょう。
ご自身のワードソフトに対応しているフォントでも、他の方のワードソフトに対応していないフォントであれば、強制的に書体は変換されてしまいます。

つまり、ご自身が調整して綺麗に見える文章でも、他の方の画面では崩れた状態で表示されてしまう可能性もあることです。
そうなると、分かりづらい原稿を渡すことになってしまいますよね。

特に、添削や確認をしてもらう際は十分な注意が必要です。
書体の変換を避けるために「游ゴシック」「游明朝」といったWindows標準書体を使用することをおすすめします。

□まとめ

この記事では、ワードでの原稿作成をお考えの方に向けて作り方や意識したいポイントを解説しました。
この記事でご紹介したことを参考に、原稿を作成してみてはいかがでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。