歌集の作成をしたいという方で、歌集に適したサイズや製本方法を知りたいという方も多くいらっしゃいます。
しかし、適したサイズや用紙などについてあまり分からないという方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、おすすめのサイズや製本方法の種類をご紹介します。
歌集を作成する際にぜひお役立てください。
□歌集を作成するメリットをご紹介します!
長期的に保存ができる、ということが歌集を作る最大のメリットです。
以前までは、俳句や短歌といったものを紙に書くことが一般的でしたよね。
しかし、近年ではインターネットを使ってブログなどに掲載している人も多くいらっしゃいます。
「インターネット上に作品を載せると永遠に残るから大丈夫」と思う方もいらっしゃると思いますが、実は、必ず残るとは言い切れません。
SNSやブログといったサービスが終了してしまうと、そこに掲載していたものは見られなくなってしまいます。
突然サービスが停止してしまったり無くなってしまったりすることも起こる可能性があります。
そのため、大切にしたい作品などは、インターネット上に残すのではなく、紙に書き記して残すのが確実な方法です。
紙に書き記し残した冊子であれば、後から気軽に何回でも読み返せます。
また、ご自身の文字で残せるので、とても読みやすいものになります。
インターネット上で作品を載せたとしても、そのSNSやブログといったサービス内でどのような文字が使用されているのかによって読みやすさは異なります。
しかし、ご自身の書いた文字であれば、ご自身にとって最も読みやすくなります。
何よりも、ご自身が書いた文字で、ご自身の作品を読めるというのは感慨深いですよね。
その作品を書き出した時の気持ちも蘇り、思い出に浸れます。
形として残せるものであれば、消えてなくなることもなく、ご自身だけの世界にひとつの作品となるので思い入れも強くなります。
□オススメのサイズや用紙をご紹介します!
まずは、サイズについて決めましょう。
歌集・俳句集におすすめのサイズは、大きすぎず、小さすぎない持ち運びのしやすい大きさです。
例えば、大判のA4サイズや、A4よりひと回り小さいB5サイズ、A4の半分の大きさのA5サイズなどがあります。
各サイズの寸法は以下の通りです。
・A4サイズは210ミリメートル×297ミリメートル
・B5サイズは182ミリメートル×257ミリメートル
・A5サイズは148ミリメートル×210ミリメートル
当社は、俳句集、詩集、歌集は全てA5サイズで作成しております。
サイズが決定したら、次は用紙を選択しましょう。
歌集・俳句集の特性に合わせて、表紙と本文の用紙を選びましょう。
表紙には、見やすさと発色がよい用紙を選ぶと良いでしょう。
印刷の発色や手触りがよく、手にした時に重量感のある用紙がおすすめです。
表紙におすすめなのは、マットコート紙とカード紙の2種類です。
マットコート紙は、光沢が少し抑えられたツヤ消しの用紙となっています。
しっかりとした厚みで手触りも良いので、表紙に適していると言えます。
鮮明な印刷ができるので、表紙にカラー印刷や鮮やかな写真を入れたいと考えている方におすすめです。
カード紙は、表面に光沢があり、ポストカードほどの厚みで手にしっくりと収まる用紙です。
やや黄色みがかった白色ですので、色鮮やかな印刷が可能です。
本文の用紙は、文章を邪魔しない程度のやわらかい紙質が良いでしょう。
本文の用紙におすすめなのは、上質紙やb7バルキー、書籍に特化した淡クリームキンマリです。
上質紙は、コピー用紙としてお馴染みで、サラリとしていて白色度が高く、筆記性に優れた用紙です。
上質紙がベースであるb7バルキーは、表面に少し光沢がある、保存性に優れた用紙です。
淡クリームキンマリの用紙の色味は、字のごとく、淡く黄色みがかったクリーム色です。
用紙がそのような色なので、文字や文章も目に優しく、歌集・俳句集に適していると言えます。
□製本方法の種類を解説します!
*中綴じ冊子
中綴じ冊子というのは、1枚の紙を二つ折りにしたものを重ねて中央をホチキスでとめて作成される冊子のことです。
背側からホチキスで綴じます。
1枚の紙に4ページ分が印刷されます。
*無線綴じ冊子
無線綴じ冊子とは、本文となる紙を重ね、糊で表紙と本文部分を綴じて作成される冊子のことです。
ページ数が多い場合に、この無線綴じ冊子がおすすめです。
*綴じなし(スクラム製本)冊子
これは、二つ折りにしたものを重ね合わせた状態で作成される冊子のことです。
糊や針金を使用することなく、見開きごとに離せます。
□まとめ
この記事では、おすすめのサイズや製本方法の種類をご紹介しました。
歌集の作成をお考えの方は、今回ご紹介したサイズや用紙、製本方法を参考にして検討してみてはいかがでしょうか。
当社は、手間のかかる冊子づくりを徹底してサポートいたします。
何度でもご相談いただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。