初めて俳句集を作ってみようと思った方がいらっしゃるでしょう。
「初めて作るため作り方がわからない」
「製本方法を知りたい」
このようにお考えの方がいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、俳句集の作り方やおすすめの製本方法、綴じ方やサイズなどをご紹介します。
□俳句集の作り方をポイントと一緒にご紹介します
俳句集を作ったことがない方は、ほとんどの方が作り方や作る上でのポイントが分からないでしょう。
そこでここでは、俳句集の作り方と作る上で押さえておくべきポイントをご紹介します。
俳句集を作る際に必要不可欠なのが原稿です。
紙媒体でもデータでもどちらでも良いですが、製本するためには原稿を作る必要があります。
そして、原稿を作り終わると、製本を行います。
製本は、業者に依頼する場合が多いですが、自分で印刷しても作れます。
ここからは、作成する上で押さえておくべきポイントをご紹介します。
1つ目は、製本するサイズに合わせて原稿を作ることです。
原稿を作る場合、どの大きさで製本するのかをはじめに決めておき、決めた大きさで原稿を作ります。
異なるサイズで作ってしまった場合は、スキャナーを通してサイズを変更できます。
しかし、原稿のサイズが変わると完成したときの印象が変わってしまいます。
そのため、原稿作成時点でサイズを調整しておくことで、製本した後に違和感をなくせます。
2つ目は、デザインやレイアウトをよく考えることです。
俳句集を作る方は、自分なりのこだわりを持っておられる方が多いです。
自分の中でも思い入れのある作品を製本化するため、デザインにもできるだけこだわりたいですよね。
一般的な書籍とは異なり、文字の並べ方や空白の作り方が特殊なことが多いです。
これは、作品を作った人の世界観やイメージを、読み手側に理解してもらうための手段の1つです。
また、表紙を自らデザインしたり、旅先で撮った写真の気に入っているものを用いたりする場合もあります。
ここでご紹介したように、自分の作品をさらに引き立てるために、製本サイズに気を使ったり、デザインやレイアウトを考えたりすることで、より良い俳句集が完成します。
□おすすめの製本方法をご紹介します
上記では、俳句集の作り方や押さえておきたいポイントをご紹介しました。
ここからは、実際に製本する際の方法をご紹介します。
できるだけコストを抑えながらきれいに仕上げたい場合は、くるみ製本、いわゆる無線綴じがおすすめです。
くるみ製本は、背表紙に発行年やタイトルなどの情報を書き込めます。
今後も俳句集を増やしていきたいと思っておられる方は、背表紙に作った年を書いておくとすぐに見つけられるでしょう。
長期間保存したり、贈呈用や記念品にしたりする場合は、上製本が良いでしょう。
高級感があり、きれいな仕上がりになります。
閉じ方を決めた後は、表紙に使用する用紙と印刷の色を決めます。
できるだけ低価格に抑えたい場合は、モノクロ、カラー印刷がおすすめです。
上品で高級感を出して仕上げたい場合は、上記でもご紹介した上製本がおすすめです。
カラーにしたいページだけをカラー印刷できるオンデマンド印刷がとてもおすすめです。
もともと鮮やかに色があった作品や写真などは、モノクロで印刷してしまうと、何がなんだかわからなくなってしまいがちです。
そのため、カラーで見せたいページだけ選んで印刷できれば、とても読みやすく面白い俳句集を、価格を抑えて作成できます。
上製本の場合は、しっかりと作られており強度が高いため高長期保存に適しており、なおかつ高級感を出せます。
さらに、表紙に箔押し加工を施すことで、高級感をアップできます。
本文の用紙や印刷の色も決めます。
俳句集は文章が主役になるものです。
このように、文章が主役となる場合は上質紙を用いるのがおすすめです。
表面の肌触りがなめらかで、自然に上品さを出した仕上がりになります。
また、上品さを出せる上にコストがあまりかかりません。
その点でもおすすめです。
□おすすめの綴じ方やサイズをご紹介します
上記でも少しご紹介しましたが、ここではおすすめの綴じ方についてご紹介します。
ここでご紹介するおすすめの綴じ方は、「無線綴じ」です。
無線綴じとは、本文が書かれているページを重ね、専用の接着剤で綴じ、表紙で包み込んで製本する方法です。
この綴じ方は、背表紙にも文字を入れられるため、本棚に並べた際に分かりやすいです。
100ページ以上あったとしても楽に製本できる上に、丈夫なので長持ちします。
おすすめのサイズもご紹介します。
俳句集でおすすめのサイズは、B5サイズやA5サイズがおすすめです。
こちらのサイズは、小さすぎず大きすぎないため、持ち運びにも便利な大きさです。
□まとめ
今回は、俳句集の作り方やおすすめの製本方法、綴じ方やサイズなどをご紹介しました。
俳句集を作るには、原稿を作り印刷をして完成します。
原稿を作る段階がとても重要です。
実際に作られる際は、今回ご紹介したポイントを踏まえて挑戦してみてください。