「大会パンフレットの作成を任せられた」
「大会パンフレットを初めて作るため、作り方がわからない」
このように思っておられる方がいらっしゃるでしょう。
大会パンフレットの作成は皆様が思っているよりも簡単です。
そこで今回は、大会パンフレットを作る際に意識することや作り方をご紹介します。
□パンフレットとその他の冊子の違いをご説明します
パンフレットに似た言葉として、チラシやカタログ、リーフレットなどがあります。
似たようなものをイメージしてしまいますが、それぞれ違う紙媒体を表す言葉です。
チラシとは、大量に配る広告のことで、「散らし」が語源と言われています。
近頃では、フライヤーと呼ばれるショップやライブイベントの告知を目的とするものもあり、似た意味を持っています。
パンフレットは、何ページかの紙を閉じて冊子を作るものです。
それとよく似たものにカタログが挙げられます。
カタログもパンフレットと同様に、複数の紙を綴じて作られているのでよく間違えられます。
カタログとは、商品やサービスを一覧して紹介する役割を担っています。
サービスや商品が多い場合には、とても分厚くなることもあります。
対してパンフレットとは、商品やサービス、催し物の内容を紹介する目的で作られます。
カタログと比べてもページ数が少ないことが多いです。
一般的に10ページ程度で抑えられることが多く、多くても50ページ未満でしょう。
□大会のパンフレットを作る際に意識することをご説明します
上記では、パンフレットとその他の小冊子の違いについてご紹介しました。
パンフレットとはどのようなものかをご理解いただいたと思います。
続いては、実際に作る際に知っておいた方が良いことをご説明します。
スポーツなどの大会の場合、大会に出場する選手や運営スタッフ、選手の応援に来た観客など、様々な年齢層の方がたくさん集まります。
このような場所で配られるパンフレットは、どの年齢層や立場などの人にもわかりやすいものである必要があります。
特に大会のプログラムの場合、進行状況をわかりやすく伝えることが最も重要と言えます。
そのため、プログラムを作成するときは、競技の名称や開始時刻、競技が行われる順序を必ず載せましょう。
このような情報は、選手だけではなく、応援や観戦に来た観客や、運営するスタッフにとっても必要な情報です。
また、リーグ表やトーナメント表といった対戦相手を示す情報も大切です。
選手たちは、この部分とタイムテーブルを基に対戦相手の研究やウォーミングアップなどを行います。
一方で、スタッフ側も開始時間に間に合わせるように召集をしたり、試合の準備をしたりします。
観客も、応援する選手の競技場所に移動します。
このように全ての人がパンフレットの情報を参考に行動します。
そのため、情報が足りていない場合、予定通りに大会が進まず、遅れが生じる可能性があります。
また、観客から「自分の応援する選手の競技が見られなかった」などのクレームが来る可能性もあります。
そのため、情報の漏れなく、どのような立場でもわかりやすくすることがポイントです。
□大会のパンフレットの作り方をご紹介します
ここまで、パンフレットとはどのようなものか、また、パンフレットを作る際に意識するべきことをご紹介しました。
しかし、初めて作るという方は何から手をつけるべきなのか分からないでしょう。
そこでここではそのような方に向け、大会プログラムの作り方のポイントについてご紹介します。
最初に行うことは、伝える情報を取捨選択することです。
この段階では、どんな情報を盛り込み、どのような情報を省くのかを考えます。
実際に作っていると、「この情報も入れた方が良いのではないか」となり、全ての情報を入れようとしてしまいます。
しかし、読む側からすると情報量が多すぎる場合、どの情報が必要なのか分かりづらく「見にくいパンフレット」という印象を与えてしまいます。
そうならないためにも、ターゲットを明確にして、それぞれにクリティカルに必要な情報をピックアップすることをおすすめします。
次に、レイアウトを決めます。
全てを文字で書いてしまうと、見づらい印象を与えてしまいます。
あらゆる人に分かりやすくするためには、イラストや図を用いると良いでしょう。
イラストや図を用いる際に、全体の配置を考えてから作り上げると見やすいパンフレットになります。
最後に、全体に統一感があるかどうかを確認します。
こちらはレイアウトと同じように思えますが、とても大切なことです。
例を挙げると、全体の色に統一感を持たせることで、とても見やすいパンフレットになります。
□まとめ
今回は、大会パンフレットを作る際に意識することや作り方をご紹介しました。
大会パンフレットを作る際に意識することは、大会の進行をできるだけ分かりやすく記載することでした。
子供から大人まで誰が見てもわかるように心がけると良いでしょう。
今回の記事を参考に、大会のパンフレットを作っていただけると幸いです。