セミナーの資料作成に悩んでいる方がいらっしゃると思います。
「セミナー資料を作る際のポイントを知りたい」
「資料作成に追われたくない」
このような悩みが多いと思います。
そこで今回は、セミナー資料を作る際に意識するべきポイントや作り方、資料作成に追われてしまう理由をご紹介します。
□セミナー資料を作る際に意識するポイントをご紹介します
セミナー資料を作る際に、どのようなことに気をつけて仕上げれば良いのか分からない方がいらっしゃるでしょう。
せっかくセミナーを開くのであれば、できるだけ理解して欲しいものです。
資料は、理解度を上げるためにとても重要な役割を果たします。
そこでここでは、分かりやすいセミナー資料を作る際に押さえておくべきポイントをご紹介します。
1つ目は、セミナーが終わった後にどう感じて欲しいのかを明らかにしておくことです。
一般的にセミナーとは、講師側と参加者側が設定されたテーマについてノウハウや技術、知識を学ぶためのものです。
そのため、セミナーが終わった後、参加者がどのような思いを持ち、どのような行動をして欲しいのかという意図を持って資料を作る必要があります。
これを行うためには、最初に参加者が求めていることを具体的に把握しましょう。
外部講師として招かれた場合は、主催者との打ち合わせの段階で、このような情報を入念に聞き出し、セミナーのビジョンや目標を明確にしておくことが重要です。
2つ目は、幅広い参加者でも理解できるように仕上げられているかを確認することです。
セミナーの内容次第では、専門用語を使うことが多くなってしまう恐れがあります。
しかし、知識が浅い参加者にも理解してもらえるような資料を作る必要があります。
したがって、参加者が理解できる簡単な表現を使って資料を作るのが理想です。
セミナーには、予備知識を全く持っていない方も参加する可能性があります。
そのような場で、専門知識を多用してしまうと、せっかく参加したのにも関わらず、理解できずにセミナーの満足度を下げてしまいます。
講師側が当たり前に知っていると思っている言葉であっても、わからない可能性があることを心に留めておくと良いですね。
3つ目は、見やすいデザインにすることです。
こちらは、資料作りの全てに言えることです。
華やかに仕上げて華美なデザインにする必要はないですが、セミナーの内容を参加者に理解してもらえるようなデザインにすることが大切です。
読みやすいデザインにするには、「文字のフォント」「配色は3つに絞る」「レイアウトの基本ルールを守る」ことに気をつけると良いでしょう。
□資料作成に追われない方法をご紹介します
毎回資料作成に追われてしまうという方がいらっしゃると思います。
時間に追われて作る資料は、細部までこだわることが難しいです。
できるだけ余裕を持って作ることが理想的です。
そこでここでは、資料作成に追われないための方法をご紹介します。
*資料のフォーマット化を行う
セミナーを行う方は、同じ内容のセミナーを複数回行うことがあると思います。
そのため、毎回ほぼ同じ内容の資料を作っている方もいらっしゃるでしょう。
このような方の場合、資料を作る流れをフォーマット化すると効率良く作業が進みます。
資料を作成する際の目的に応じて、決まったフォーマットを使い回すことで、アウトラインを逐一考えながら作る時間を省けます。
また、フォーマット化すると、資料に統一感を出せる上に初歩的なミスも減らせます。
このように、報告書や日報などの日常業務だけではなく、資料作成もフォーマット化するメリットは多くあります。
□資料を作る手順をご紹介します
ここからは、セミナーの資料を作成する際の手順をご紹介します。
まず最初に、セミナーで「誰が」「何を得る」のかをしっかりと定義します。
これは最も重要なことで、疎かにしてしまうとセミナー全体が崩れてしまいます。
上記でもご説明しましたが、主催者にセミナーを行う意図や参加者像を聞きます。
ここで重要なのが、「このような人物が、セミナーに参加することでこう変わる」ための場所であるという定義を考えます。
2番目に、セミナーのタイトルを決めます。
タイトルを見て参加する人も多いので、とても重要です。
3番目は、伝える内容をブロック分けします。
ブロック分けをした後に、伝えたい内容を伝わりやすく記載していきます。
4番目に、各章の構成を調整して、ズレや被りが無いかなどを確認します。
ここで、どちらを先にした方が良いのかをもう一度考え、より分かりやすい順番にすると良いです。
最後にまとめを入れ、校正をしたら完成です。
□まとめ
今回は、セミナー資料を作る際に意識するべきポイントや作成手順、資料作成に追われてしまう理由をご紹介しました。
資料を作る際のポイントとしては、参加者にどう思って欲しいかを明らかにすることや、理解しやすく書けているかなどが挙げられました。
今回ご紹介した点を参考に、セミナー資料を作成してみてください。