「ワードで原稿を作成したいけど作成方法が分からない」
このようにお悩みの方も多くいらっしゃいます。
実は、ワードの原稿用紙設定を使用することで便利に文章を作成できます。
そこで今回は、ワードの原稿用紙設定で文章を作成すると便利な理由や、原稿用紙設定での作成方法とポイントについて解説します。
□原稿用紙設定で文章を作成すると便利な理由について
ワードを使用して文章を作成する際には、白紙に入力していくことが多いですよね。
しかし、白紙ではなく原稿用紙設定のほうが便利に作成できます。
理由は、原稿用紙設定で作成すると非常に読みやすいためです。
原稿用紙設定で文章を作成する場合には、縦書きで一文字ずつマスに入力します。
実際には、ほとんどの本が縦書きであるため、縦書きの方が読み慣れている方が多くいらっしゃいます。
また、横書きと比べてミスを見つけやすい点もメリットとして挙げられます。
ご自身で文章を作成する場合には、読み手に合わせてフォーマットを整えたり、誤字脱字や誤植がないかどうかを入念に確認したりする必要があります。
また、ご年配の方に文書を提出する場合には、なじみのある原稿用紙の方が読みやすく確認しやすいでしょう。
反対に、部下の文書を確認する場合には、誤字脱字や誤植がないかどうかを添削する時間をできるだけ短縮して、その分内容のフィードバックに時間を割きたいですよね。
そこで、原稿用紙設定を使用することで、スピーディーかつ正確に添削できます。
そのため、部下に文書を作成してもらう場合には、原稿用紙設定での作成を推奨すると良いでしょう。
□ワードの原稿用紙設定での作成方法について
ワードの原稿用紙設定で作成するためには、4つのステップを踏む必要があります。
1つ目のステップは、文書を開くことです。
文字が何も書かれていない状態から始める方は新規文書開きます。
すでに文字を入力した文書がある場合には、そのまま文書を開いておきます。
2つ目のステップは、原稿の種類を選択することです。
レイアウトタブの「原稿用紙設定ボタン」を選択すると、ダイアログボックスが表示されます。
その中の、「スタイル」でご自身の好みで原稿用紙の種類を選択します。
3つ目のステップは、文字数と行数を設定することです。
まず、「文字数×行数」の箇所を選択します。
文字数と行数が「20×20」といった数値で表示されるため、ご自身の好みで設定しましょう。
必要であれば袋とじにチェックマークを入れます。
4つ目のステップは、用紙の向きを決めることです。
用紙サイズを選択し、縦向きか横向きかを決めます。
最後にOKボタンを押すことで、全ての設定が完了します。
□原稿用紙設定にする際のポイントについて
原稿用紙設定にする際のポイントとして、行末の句読点の入力方法が挙げられます。
実は、行末に句読点を入力すると、句読点がマス目外に出てしまいます。
このような事態を防ぐ方法として、2つ挙げられます。
1つ目の方法は、句読点を一つ前のマスに収めることです。
この方法を行うためには、初めに一つ前の文字と句読点を範囲選択します。
次に、「ホーム」タグからフォントグループにある「右下矢印」をクリックします。
そして「詳細設定」から「ページ設定で指定した一行の文字数を使用する」のチェックを外します。
最後にOKをクリックすると、句読点を一つ前のマスに収められます。
しかし、フォントグループの詳細設定ボタンが使用できない状態になっていて作業ができないケースがあります。
このような状態に陥った場合には、まず「ファイル」から「オプション」を開きます。
次に「アドイン」を開き、画面下にある「COMアドイン」におけるメニュー横の「設定」を開きましょう。
そこで、COMアドインの設定リストの中に原稿用紙アドインのチェック項目があるため、チャックボックスにおけるチェックを外します。
上記の工程を完了させることで、使用できるようになります。
そのため、フォントグループの詳細設定ボタンが使用できず作業ができない場合には、上記の方法を試してみると良いでしょう。
2つ目の方法は、句読点を次の行に移動させることです。
この方法を行うためには、初めに「レイアウト」タグから「原稿用紙設定」をクリックします。
次に、「句読点のぶら下げを行う」といった項目のチェックを外します。
最後にOKをクリックすることで、句読点が次の行に移動します。
以上の2点の方法によって行末の句読点をマス目に収められるため、ワードで原稿を作成する際のポイントとして把握しておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、原稿用紙設定で文書を作成すると便利な理由や原稿用紙設定で作成する方法とポイントについて解説しました。
原稿用紙設定で文書を作成し縦書きで書くことによって見やすい文章ができあがります。
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