「小説本を作るとき何から始めればよいか分からない」
このようなお悩みをお持ちの方は多いでしょう。
また、印刷といった手順に疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、「小説の製本で準備するもの」、「小説本の作り方と注意点」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□小説本の製本で準備すべき4つのもの
1つ目は、「原稿または原稿データ、作成ソフト」です。
近年、小説の原稿は紙媒体ではなく、電子媒体が主流です。
データ上で原稿を作成する際は、文書を作成できるソフトを利用しましょう。
ここでソフトに求められるのは、「文書の作成、保存」です。
そのため、高度なソフトは必要ありません。
利用者が多いソフトは、やはりWordでしょう。
大抵の文書作成なら、Wordで十分でしょう。
2つ目は、「銀行口座、クレジットカード」です。
製本を依頼する際は、費用とその支払いが必要になります。
クレジットカードは支払いに便利でしょう。
また、クレジットカードは納期が迫っている場合などにもとても有効です。
3つ目は、「パソコン、インターネット」です。
Wordを使おうと考えた場合、パソコンは必要不可欠でしょう。
持ち歩きができ、外出先で小説をかける点もメリットです。
また、インターネットも様々なメリットがあります。
挙げられるものは以下の通りです。
・入稿のしやすさ
・情報の調べやすさ
・データ管理のしやすさ
また、外出先でもインターネットを利用したい場合、無線LANが便利です。
その場合、パソコンも持ち歩きやすいノートパソコンにすると良いでしょう。
4つ目は、「メールアドレス」です。
連絡手段として、メールアドレスがあると便利です。
作成も簡単なので、ぜひ用意しておきましょう。
おすすめは、Yahoo!やGmailなどのフリーのメールアドレスです。
□小説本の作り方の解説
*2種類の小説本の製本の流れ
1つ目は、「印刷会社への注文」です。
ここでの印刷方法には「オフセット印刷」と「オンセット印刷」の2種類があります。
「オフセット印刷」は版を作って印刷する手法です。
特徴は、仕上がりが美しい点で、繊細な表現が得意と言えます。
一方で、時間とコストがかかるという面もあります。
対して「オンセット印刷」は、レーザープリンターで印刷する手法です。
少ない部数からの印刷が可能です。
また、オフセット印刷より低コストな点もメリットでしょう。
昔は部数が少ないと、印刷会社への注文はコストがかかりがちでした。
しかし近年では、少数からの注文も可能になっています。
そのため、初心者でも小説が作りやすくなったと言えます。
2つ目は、「自分で印刷、製本をすること」です。
自分で印刷、製本した本を「コピー本」といいます。
コピー本は、自宅のコピー機やプリンターなどを利用して作成します。
コピー本のメリットは、低コストで初心者でも作りやすい点です。
また、小説の変更をしやすい、再版しやすいというメリットもあります。
*小説本の作るときの4ステップ
1つ目は、「小説本づくりの企画をまとめること」です。
この段階では、以下のことを確認しておきましょう。
・本のサイズ
・綴じ方、紙の種類、ページ数
・大まかな章立て
2つ目は、「台割の作成」です。
台割とは、「どのページに何を載せるかの一覧表」です。
この資料は本がどのように構成されるか一目で分かるため、非常に便利です。
3つ目は、「原稿作成」です。
原稿を作っていきましょう。
このとき、目次や奥付、表紙のタイトルのデータも、テキストファイルで作成しておきます。
4つ目は、「印刷用データに仕上げること」です。
データが仕上がったら、コピー本の作成または業者への注文を行います。
□小説本を作成するときの3つのポイント
1つ目は、「ツールの活用」です。
創作の際には、Wordといったツールを利用するでしょう。
利用するツールを有効に活用することが、良い創作に繋がります。
例えば、タイピング速度の向上はそのまま執筆速度の向上につながります。
2つ目は、「原稿のルールの理解」です。
小説本を何らかの賞やコンテストのために作っている場合、そのルールをまず把握する必要があります。
例としては、文字数や行間空けに関するルールがあるため、注意しましょう。
3つ目は、「とにかく完成させること」です。
どのような創作物でも、完成させることが大切です。
完成させることで他人の評価を知れますし、次の創作に生かすこともできます。
以上が小説本を作るときのポイントです。
これを流れに沿ってまとめると、まずルールを確認し、次にツールを活用して創作、そして完成させる、といったものになります。
創作は大変ですが、まずは完成を目的としてみると良いでしょう。
□まとめ
今回は、小説本の作り方について解説しました。
創作をするときは、パソコンとインターネットを利用するのが一般的です。
まずは「完成させること自体」を目的としてみましょう。
この記事が、小説本を作る際に参考になれば幸いです。