セミナー資料を作成するために必要な工程をご存じですか。
今回の記事では、「セミナー資料作成の手順」と、「作る際のポイント」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□セミナー資料の作成手順の7ステップ
1つ目は、「タイトルの決定」です。
タイトルはセミナーの顔ともいえるものです。
タイトルを見てセミナーに参加するかどうかを判断する人も多いでしょう。
このとき、タイトルはできるだけ魅力的にする必要があります。
一方で、内容を逸脱しすぎたタイトルは参加者を騙してしまうことになるため、注意しましょう。
2つ目は、「全体の章の構成」です。
セミナーの流れをまず決定します。
そのために、見出しを決定していきます。
全体の流れが想定できたら、分かりやすい順序かどうかを第三者に確認してもらいましょう。
3つ目は、「章の内容を決めること」です。
全体としての流れが決まったら、内容を考えていきます。
パワーポイントを用いる場合、1つのスライドには1つのみ内容を入れるようにしましょう。
この工夫をすることで、分かりやすいスライドになります。
その前段階として、内容をリストアップするとやりやすいです。
4つ目は、「リハーサル」です。
スライドを作る前に1度リハーサルを行うことで、時間配分がわかります。
また、実際にやってみることでしか分からない点も確認でき、スライドづくりに生かせます。
5つ目は、「スライド作成」です。
構成と流れが決まっているため、内容をそのままスライドに移すのは比較的容易に可能です。
ここではさらに、図表やイラストが取り入れられないかも一考してみましょう。
より伝わりやすいスライドにできるためです。
6つ目は、「まとめの作成」です。
最後にまとめのスライドを入れることで、参加者に最も伝えたい内容が伝わりやすくなります。
また、質疑応答を行う場合、それもしやすくなります。
7つ目は、「自己紹介を冒頭に入れること」です。
これは、参加者に話をより注意深く聞いてもらうために必要です。
ただし長すぎると、かえってマイナスイメージを持たれることもあるため注意しましょう。
□セミナーの資料を作成する前にしてほしいこと2選
1つ目は、「セミナーを行う目的の明確化」です。
セミナーを行うことで、どのようなメリットが発生するのかを考えます。
これがなければ、セミナーを行う意味を見失うことになるでしょう。
また、セミナーの目的は、「参加者」と「主催者」の双方の視点から考えられます。
自分たちが伝えたいことを理解してもらうにはどうすればよいか考えるとよいでしょう。
2つ目は、「テーマ設定」です。
この「テーマ」はセミナーの方向性を指します。
適切でないテーマを選ぶと、重要でもないことを発表することになり、これもまたセミナーが意味を失う要因になります。
適切なテーマを考える際には、参加者のニーズから考えると良いでしょう。
知りたい情報に関してのテーマを設定することで、満足度の高いセミナーになる可能性が高まります。
また、参加者を増やすことにもつながります。
そのためにも、「何が求められているか」のリサーチはテーマ決めにおいて大切です。
以上がセミナー前にしてほしいことです。
これらを考えたら、最初の見出しで紹介した流れに沿って、まずはタイトル決めを行っていくことになります。
□セミナー資料を作成するときの3つのポイント
1つ目は、「ポイントを端的に書くこと」です。
これは1つのスライドに1つの情報ということにもつながりますが、ポイントを一言で書ければ、参加者に伝わりやすくなります。
そして一言で表したポイントを、流れに沿って並べてみましょう。
ここでふさわしくないポイントは変更したり削除したりします。
論理的に整合性があるかどうかを見る点でも、ポイントを流れの中で見ることは重要です。
2つ目は、「常に目的と合っているかをチェックすること」です。
目的の明確化は最初に行いますが、スライドの作成中に目的を見失ってしまうことも多々あります。
流れを決める段階、内容を決める段階と様々なステップがありますが、スライド作成中は都度「目的に沿っているか」を確認しましょう。
3つ目は、「資料を完成させる前のリハーサル」です。
資料を完成させてリハーサルをしてみると、意外と考慮できていない点や無駄な点があることに気付くと思います。
そこで、あらかじめリハーサルを行っておくことで、資料作成にかかる無駄な時間が省けます。
以上をまとめると、「内容ごとに一言でまとめること」、「都度目的の明確化とリハーサルを行うこと」が大切です。
伝わりやすいセミナーのために以上の点を気を付けてみてください。
□まとめ
スライド作りでは、「作る前」、「流れの決定時」、「内容の決定時」に都度目的の明確化が必要です。
また、端的に伝えることも必要でしょう。
これらの点に気を付けて良いスライドを作成し、良いセミナーになるようにしてみてください。
そしてスライド印刷の際は、ぜひ当社にご相談ください。