卒業文集の制作担当の方必見！表紙のデザインのアイデアやポイントをご紹介！

卒業文集は、生徒にとって大人になっても思い出を振り返る大切なものですよね。
制作する先生方の立場としては、素敵なものにしたいとお思いでしょう。
特に、表紙は卒業文集の印象を決める重要な要素です。
そこで今回は、卒業文集の表紙タイトルやデザインのアイデア、用紙についてお伝えします。
ぜひ参考にしてくださいね。

□表紙タイトル、デザインやイラストについて

＊表紙タイトルのアイデア

表紙のタイトルは、生徒が学校で過ごした思い出を象徴する大切な要素です。
悩む先生方も多いでしょう。
特徴的なものにして印象を残したい、他と被らないようなものにしたいとお考えの方もいるかもしれません。
しかし、ひねりを入れると生徒の年齢によっては理解できないこともあります。
そこで、卒業文集のタイトルは、誰が見てもわかりやすく、自然と受け入れられるシンプルなものがおすすめです。

具体的なスタイルは、主に4つのパターンがあります。

1つ目は、漢字一文字のスタイルです。
学校で過ごした生徒の印書や、これからの期待を漢字一文字にして表します。
人気のものは次の漢字です。

・夢
・羽
・心
・友
・空
・歩
・希
・光
・桜

2つ目は、二文字以上の熟語です。
意味が伝わりやすく、一文字よりもパターンが豊富で他と被りにくいでしょう。
おすすめのタイトルは以下のものです。

・希望
・大空
・笑顔
・未来
・明日
・青春
・仲間
・思い出
・巣立ち
・旅立ち
・一期一会

3つ目は、二言葉以上を組み合わせたものです。
タイトルが長い方がバランスが良い場合も多いでしょう。
2つ以上の単語を組み合わせることによって、単語のイメージを具体的なものにできます。
例えば、次のようなタイトルがおすすめです。

・明日へのとびら
・未来へのひかり
・僕たち私たちの宝物
・桜咲くころ
・6年〇組のなかま

＊表紙デザインやイラストのアイデア

タイトルが決定したら、必要に応じて表紙のデザインやイラストを決めます。

表紙デザインには、さまざまなバリエーションがあります。
おすすめの例を紹介します。

・タイトルの周りに寄せ書きや写真、似顔絵を配置する
・複数文字以上のタイトルを斜め書きし、周りに寄せ書きや写真、似顔絵を配置する
・タイトルを大きく筆書きし、周りに寄せ書きや写真、似顔絵を配置する

生徒自身に参加してもらうものにすれば、生徒たちにとっても思い出に残るものになりますよね。
また、生徒からデザインを募集するのも良いでしょう。

一方クラス人数分の写真や絵を使用しない場合は、次のようなものがおすすめです。

・桜の木や桜の花びら
・校舎
・一人ずつ思い思いに葉っぱや花びらを書いて1つの木にしたイラスト
・地球や大地
・空と太陽
・運動会や修学旅行などの思い出のイベントのイラスト

ぜひ参考にして、素敵な表紙デザイン作成にお役立てください。

□卒業文集の表紙用紙について

卒業文集の表紙の印象は、用紙によっても大きく変わります。
文集を素敵にしたいなら、こだわりの用紙を選びましょう。
おすすめは次の2つです。

1つ目は、「マットポスト」です。
マットポストは、美しい色彩としっとりとしたソフトな肌触りが特徴です。
艶消しの仕様で光沢が抑えられているため、落ち着いた印象になります。
また光を反射しないため、文字が読みやすいでしょう。

写真やイラストなどはカラー印刷をしたときマット調になり、高級感を感じられる用紙です。
優雅で優しい漢字を演出したいなら、マットポストがおすすめです。
しっかりと厚みのある用紙で、ページが多い文集にも適しています。

2つ目は、色上質紙です。
定番の、色のついた上質紙です。
肌触りはさらりとしていて、マットで柔らかい印象の色合いがバリエーション豊かです。
安価で見栄えが良く仕上がるので、コストパフォーマンスが良いのが特徴です。
文集の表紙に色上質紙を使用する場合には、本文の紙よりも厚い用紙である最厚口を選ぶと良いでしょう。