インデザインの初心者の方へ!原稿作成のための使い方をご紹介!


インデザインを使って冊子のデザインをしたいけれど、インデザインの初心者で使い方が分からないという方はいませんか。
インデザインは使い方が複雑で、すぐには使いこなせないですよね。
そこで今回はインデザインの初心者に向け、基礎知識と使い方、学習の進め方について説明します。

□インデザインの基礎知識について

インデザインはソフトウェアの1つで、書籍や雑誌を製作する「エディトリアルデザイン」と呼ばれる領域のツールとしては、トップシェアを占めるデザインツールです。
グラフィックデザインに関連する職業についている人は、ほぼ必ず使ってます。

インデザインがトップシェアを維持していることには、大きく2つの理由があります。

1つ目はMac OS Xに対応していることです。
昔、エディトリアルデザインのトップシェアを占めていたのは、「QuarkXPress」というソフトウェアでした。

しかしこの「QuarkXPress」がMac OS Xの対応に遅れたことから、このタイミングでインデザインに乗り換えた人が多くいました。

2つ目は、同じAdobeの製品であるillustratorやPhotoshopと相性が良いことです。
Adobe製品ならではの強みは、他のソフトウェアの追従を許しません。

また近年では、デジタルマガジンや電子書籍を作る際にもインデザインが使われています。
このように出版物のデジタル・アナログを問わず、出版に関するデザインをする際には必ず検討するソフトウェアが、インデザインです。

*illustratorとの違い

先ほど軽くillustratorについて触れましたが、インデザインとillustratorの違いが分からない方も多くいらっしゃいます。

Illustratorはイラストやロゴの作成が得意で、ベクターを使ったオブジェクトを作成する際も、illustratorを使用した方が簡単です。

一方でインデザインは冊子のページデザインやレイアウトに特化したソフトウェアであり、グラフィックソフトとしての機能を持ちながらも、テキスト編集としての機能も持ち合わせています。
テキストと図版を同じソフト内でレイアウトできる点が、他のソフトとは異なります。

インデザインの活用方法としては、Photoshopで編集した写真や、illustratorで作ったオブジェクトをインデザインで配置していくと効率的です。
Adobe製品同士で連携し、それぞれの強みを生かしてデザインしていきましょう。

□初心者向けのインデザインの使い方について

ここからは、初心者向けのインデザインの基礎操作を紹介します。

*新規ドキュメントの作成

インデザインを使う際には、まず「ファイルメニュー」の項目から「新規」、「ドキュメント」を選択し、新規ドキュメントを開きます。
最初に冊子の縦横の方向とサイズを定め、余白、段組み、レイアウトグリッドも決めます。

余白と段組みは、「マージン・段組」のボタンから、illustratorと同じ要領で調整します。
レイアウトグリッドは印刷時には表示されないため、必要なければオフにしましょう。

*文字入力・編集

次に文字を入力します。
文字ツールでフレームを長方形に作成した後、文字を入力していきます。
Illustratorとは勝手が違うので注意しましょう。
なおフレームの形は、ペンツールで描いた自由の形にすることもできます。

段落を作成する際には、テキストフレームの入口と出口を選択し、連結したい他のテキストフレームをクリックすると、複数のフレームを連結でき、2列以上の列に分けて配列できます。

文字を編集する際には、illustratorと同様の手順で大きさ・フォント・色・文字の揃えなどを変えられます。
選択部分をワンクリックで一括変更することもでき、段落の最初の1文字のみを大きくする設定や文字のアウトライン化もできます。

*画像やデータを配置する

シンプルに画像を配置したい場合は、まず長方形フレームツールで長方形を作成してください。
そのうえでファイルメニューの「配置」から画像データを選択すると、フレーム内に画像が配置されます。

Illustratorで作成したデータを配置したい場合には、画像と同じく長方形フレームツールを使用する方法と、illustratorのオブジェクトをドラッグする2種類の方法があります。
後者では、illustratorのオブジェクトを選択して、インデザインのドキュメントにドラッグしてください。

□インデザインを使いこなすための学習方法とは?

ここまで初心者向けのインデザインの使い方について説明しましたが、インデザインを独学で使いこなせるようになるには、継続的に学習を続けていく必要があります。
実際にインデザインを使う職場で慣れていく方法が一般的ですが、それをするためにもまずは基礎的な知識を独学で身につけることをおすすめします。

そこで最後に、初心者が独学で基礎的な知識を身につけるにあたり、効率的な勉強方法を紹介します。

*入門書を買って勉強する

インデザインを始めるにあたり、Google検索でなんとか独学しようとする方もいますが、実はその方法は非効率的です。

効率的にインデザインを学ぶのであれば、初心者向けのインデザインの入門書を購入することをおすすめします。

*チュートリアルやオンライン学習ツールを利用する

インデザインを使いこなしたいのであれば、実際に使いながら学んでいくことも必要です。
入門書で基礎を身につけた後は、チュートリアルやオンライン学習ツールを用いた実践的な学習を進めていきましょう。

チュートリアルはインデザインの公式サイトのものがおすすめです。

□まとめ

今回はインデザインの初心者に向け、基礎知識と使い方、学習の進め方について説明しました。
当社は冊子印刷の会社です。
もしインデザインを使った冊子作成を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度当社までご相談ください。