セミナーを開催するにあたり、資料をどう作成すべきかわからず悩まれている方はいませんか。
完成度の高いセミナー資料を作成するには、いくつかコツがあります。
そこで今回は、セミナー資料の作り方とセミナーを成功させるためのポイントを紹介します。
□セミナー資料を作成する前にすべきこととは?
セミナー資料を作り始める前に、まず目的を定めましょう。
なぜそのセミナーを行うのか、そのセミナーを通じて聞き手に何を知ってほしいのか、どう行動してほしいのかを明確にします。
その際、聞き手の抱えている課題や願望を明確にしましょう。
セミナー参加者の属性をあらかじめ細かくリサーチしておくと、聞き手の課題や願望が明確になります。
次に、テーマを設定します。
ここで注意しておきたいのが、セミナー発表者の伝えたいことと聞き手の求めていることは、必ずしも一致しないことです。
発表者の伝えたいことばかり考えていると、聞き手はそのセミナーをつまらないと感じてしまうかもしれません。
そのため、テーマは聞き手の課題や願望を起点にしたものにしましょう。
テーマが決まったら、次は情報を整理します。
聞き手の「なぜそれが重要なのか」「なぜそれをしなければならないのか」といった疑問を、セミナーを通じて解消できるよう、伝えるメッセージの「根拠」を意識しながら情報を収集・整理するようにしましょう。
情報の整理が終わったら、全体像とセミナーの構成を考えます。
伝えたいことをどのような順番で発表していくかを考えることになりますが、基本的には
・導入
・本題
・まとめ
の3部構成が好ましいです。
この3部構成をさらに細分化していき、流れを定めやすくするのがおすすめです。
□セミナー資料の作り方とは?
セミナーの聞き手に伝わるセミナー資料を作る際には、押さえておきたいポイントがいくつかあるので紹介します。
1つ目は、セミナーの聞き手が理解できる内容かどうかを確認することです。
セミナーによっては、セミナー内容の専門用語に関する予備知識が少ない聞き手が大半を占めるものもあります。
そのような場合には特に、専門用語を一般的に使われている用語に置き換えて説明するようにしてください。
2つ目は、セミナー資料のデザインを伝わりやすくなるように工夫することです。
そのためには、フォント、色使い、レイアウトの3つが重要になります。
まずフォントです。
フォントは読みやすいフォントを選び、フォントのサイズにも気を付けることで資料が読みやすくなります。
おすすめのフォントはメイリオです。
基本的にどのPCでも崩れる心配がなく、太字にも対応しています。
もちろん視認性・可読性・判読性が高く、読みやすいフォントになっています。
次に色使いです。
セミナー資料に使用する色は多くても3色に絞り、重要な部分を見落とすことが無いようにしましょう。
おすすめの配色は
・背景が白
・文字の色は黒(もしくはグレー)
・その他、メインカラーとアクセントカラーの2色
です。
最後にレイアウトです。
セミナー資料に配置する文字列や図表は整列・グルーピングして配置し、すっきりさせましょう。
バラバラに配置していると、雑多な印象を与えてしまいます。
また、余白もしっかり取りましょう。
余白が少なすぎると、窮屈な印象を与えてしまいます。
□セミナーを成功させるポイントとは?
セミナーを成功させるために、セミナー資料以外がおろそかにならないようにしましょう。
そこで最後に、セミナーを成功させるためのコツを紹介していきます。
*いろんな手段を用いた集客
いくら手の込んだセミナー資料を作成しても、聞き手がいなければ意味がありません。
そのため、セミナーの目的に沿った聞き手を集客すべく、以下のような手段を用いてみることをおすすめします。
・チラシ
・ダイレクトメール
・テレアポ
・Webサイト
・Web広告
*セミナーをウェビナー開催する場合
ウェビナーを活用したセミナーをする場合は特に、視聴者を飽きさせず、モチベーションを維持させる工夫が必要です。
そのためには、視聴者参加型のウェビナーにする方法がおすすめです。
ウェビナーには視聴者への質問や投票をリアルタイムで受け付け、結果を共有する機能があります。
一方的に話し続けるのではなく、これらの機能を活用して聞き手にも主体的になってもらいましょう。
また、セミナー後のアフターフォローも重要になります。
ライブ配信を録画してアーカイブ配信を行うことや、セミナー終了後にお礼メールを送ることなどを検討してみてください。
なおセミナー後には、セミナーに関するアンケートを実施し、アンケート結果をもとに次のセミナーに向けて改善すると良いでしょう。
□まとめ
今回はセミナー資料の作り方と成功させるコツについて紹介しました。
セミナー資料作りは聞き手やセミナーの目的を意識し、互いに有益なセミナーになるようにしましょう。
セミナー資料の冊子作成を検討されている方は、ぜひ当社までご相談ください。