セミナー資料は配布しなくても良い?資料の種類とポイントをご紹介


セミナーで資料を配布しようか迷っている方はいませんか。
セミナーで資料を配布するかどうかの判断基準が分からず、悩まれている方も多いでしょう。
そこで今回はセミナーで資料を配布しなくても良いのかと、資料の種類・ポイントについて紹介します。

□セミナーで資料を配布しなくても良いのか?

セミナーによっては、その日使用したスライドに関する資料を配布しないセミナーもあります。
このような資料を配布しないセミナーもあるため、いざ自分がセミナーを開催する側に回った際に、配布する資料を用意すべきか迷われている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、セミナーでは資料を配布することをおすすめします。
なぜならセミナーの参加者の目線で考えると、資料があった方が、セミナー内容への理解が深まるからです。

もちろんこれには、反対意見もあるでしょう。
セミナーで資料を配布しない理由としては、以下の理由が挙げられることが多いです。

・資料を配布してしまうとセミナー中も資料ばかりを見てしまい、参加者が講師を見なくなってしまう
・資料が用意されていると、後で読めると思ってしまい、参加者がセミナーに集中しなくなってしまう

セミナー講師側は、参加者に自分の伝えたいことを100パーセント伝えようと、必死になっているわけです。

しかし、そのセミナーに参加者がどういう意図で参加しているかは、参加者にしか分かりません。
同じようにセミナーの講師側が資料を配布してもしなくても、参加者がそのセミナーをどういう姿勢で受けるかを変えることはできないでしょう。

そこで重要になってくるのが、「全ての受講者にとって、そのセミナーを意義のあるものにできるかどうか」です。
セミナーの資料を配布しておけば、仕事帰りで眠いセミナー参加者も、資料を通じてそのセミナーから得られるものができるかもしれません。

「参加者が話を聞けば良いじゃないか」という考え方は、講師側の都合を優先した考え方です。
それよりも「参加者がセミナーを通じて何かを得ること」を優先したいのであれば、配布資料はあった方が良いと言えるでしょう。

□セミナーで資料を配布する方法について

セミナーで資料を配布した方が良い理由について分かったところで、次にセミナー資料を配布する方法を紹介します。

*印刷資料を準備する

セミナーで資料を配布する1つ目の方法は、印刷資料を準備することです。
印刷した資料を用意すると、そのセミナーの満足度は上がる傾向にあります。

セミナーで聞き逃したことも印刷資料をすぐに確認でき、講師から補足説明があった場合もその都度メモしておくことができます。
さらに、講師側もページをめくるタイミングで進行速度を調整できます。

もし参加者数やページ数が多く、印刷に時間がかかる場合には、当社のような印刷業者に資料作りを依頼しても良いでしょう。

ただし印刷資料を準備する場合、印刷費用が掛かるので注意しましょう。

*ファイルやクラウドでシェア

Dropboxや電子メール、Googleドキュメント、Googleスライドでスライド資料を共有する方法もあります。
コストを抑えられる方法ですが、参加者の属性によっては使い方の説明が必要になるケースがあるので注意しましょう。

また、資料のデータを参加者が編集しないよう、資料の編集権限の確認を必ず行うようにしましょう。

*複数ツールでの配布

印刷資料とクラウド共有、印刷資料とPDFなど、複数のツールで配布を行う方法もあります。
この場合、スライド資料を印刷資料として配布し、さらに詳細な説明をクラウドで共有すると、参加者が資料を扱いやすくなります。

□資料作成のポイントについて

最後に、セミナー資料を作成する際のポイントについて紹介します。
スライド資料もそうですが、セミナー資料を作る前に前提として

・誰に向けたセミナーなのか
・セミナーを通じて何をしたいのか

を明確にしましょう。

そのうえで、資料作成時に気をつけたいポイントが3つありますので、紹介します。

1つ目は、伝えたいことをスライド1枚ごとに1言でまとめることです。
あらかじめセミナーの流れが作ってあるはずなので、流れに沿ってまずは1言で要点をまとめ、それをもとに資料を作成します。

2つ目は、セミナーの目的を定期的にチェックすることです。
セミナー内容を詰めすぎると、結局参加者は何も身につかないままパンクしてしまう恐れがあります。
そのためそのセミナーで分かってほしいことは最低限何なのか、作成途中で定期的に確認するようにしましょう。

3つ目は、資料を完成させる前にもリハーサルをすることです。
完全に内容を決定する前にリハーサルを行うことで、「この流れだと説明がうまくできない」「補足が必要だ」などといったことが分かり、修正できます。

□まとめ

今回はセミナーで資料を配布しなくても良いのかと、資料の種類・ポイントについて紹介しました。
セミナーで資料を配布した方が、参加者のセミナーに対する理解度が上がります。
もし大量のセミナー資料を印刷したい方がいましたら、ぜひ当社にお任せください。