「人に伝わりやすいセミナー資料の作り方がわからない」
セミナーの開催を予定されている方で、このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこでセミナー資料の作り方と作成する際に意識していただきたいことをご紹介します。
本記事をご覧になると、セミナー資料の作り方のコツを理解していただけるでしょう。
□セミナー資料の作り方を9のステップに分けて解説します
1つ目のステップは「誰が」「何を得る」資料にするのかを考えることです。
これはセミナーにおける最も大切な部分だと言っても過言ではないでしょう。
あなたがどんな説明をするかよりも、聴衆がセミナーを聴くことによってどう変わるのかということを考えましょう。
2つ目のステップはセミナーのタイトルを決めることです。
どんなタイトルにするかによって、どんな聴衆がくるのか、どんな期待を持って来てくれるのかが決まります。
そのため、できるだけ魅力的で、それでいて実際の内容とかけ離れすぎないようなタイトルにしましょう。
3つ目のステップは伝えようとすることを大きなブロックで区切ることです。
セミナーの時間が60分であれば3、4セクション、45分であれば2、3セクションほどに分けて言いたいことを決めていくと良いでしょう。
4つ目のステップは伝えたいことを資料に入れていくことです。
とりあえず細かい構成を気にせずにどんどんメモのように入れていくと良いでしょう。
5つ目のステップはそれぞれの章の構成を微調節することです。
前のステップでネタを出し切ったら、それぞれのセクションの中で微調節を行います。
セクションの内容に沿っているか、順番が適切であるかを考えながら進めるとスムーズです。
6つ目のステップは資料と資料の間の接続詞を考えることです。
あるページから次のページに移動する際、どんな言葉で繋ぐのかは非常に大切です。
これを意識することによってセミナーにストーリー性が生まれるでしょう。
これが練られていないと、聴衆の理解が遅くなります。
7つ目のステップはまとめを作ることです。
それぞれのセクションのまとめを入れましょう。
説明したつもりでいても、実際は理解できていないというケースがあるので、このまとめという作業は非常に有意義です。
8つ目のステップは全体の内容が当初の目的からずれていないかを確認することです。
セミナーで伝えたいことがセミナー資料の内容と整合性が取れているかをチェックしましょう。
9つ目のステップは自己紹介を入れることです。
どんな背景からセミナーを開催しているかを知ってもらうと、内容をより理解してもらいやすくなります。
ただ、自己紹介はあまり長くしすぎにないように注意しましょう。
□資料作りでは情報量を絞ることが大切です
セミナー資料作りで意識していただきたいのが、情報量を絞ることです。
情報量が多すぎると、参加者が情報を完全に飲み込めず、消化不良を起こす恐れがあるからです。
長い文章にせず、インパクトのある短いフレーズを効果的に使っていくと良いでしょう。
情報を絞り込むコツとしては、説明する内容を全て資料に組み込まないことが挙げられます。
資料にはポイントだけを記載し、同じ言葉の使用を避け、体言止めや箇条書きを取り入れていきましょう。
また、セミナー資料には書き込めるだけのスペースを残しておくことも大切です。
参加者がメモを取りやすいように配慮することによって、理解度が格段にアップします。
書き込むことによって、セミナー後も有効活用できる自分だけの資料に仕上がるのです。
□セミナー資料で意識したいデザインのコツを解説
セミナー資料作りでは内容も大切ですが、同時にデザインも大切です。
内容が素晴らしくても、デザインに気を遣われていなければ、資料を見た人の理解度が上がることは少ないでしょう。
そこでここからはセミナー資料で意識していただきたいデザインのコツを解説します。
*読みやすいフォントを使う
読みやすいフォントを使っているかどうかで、資料の伝わりやすさは変わってきます。
オススメはメイリオです。
全体的に読みやすいように工夫されており、太字に対応しており強調箇所が分かりやすくなるでしょう。
フォントの種類だけでなく、サイズにも気を配りましょう。
プロジェクターを使って発表する際には後ろの方からでもスライドが見えているかのチェックが必要です。
*色をたくさん使いすぎない
セミナー資料を作成する際には、使う色は多くても3色までにするということを念頭においてください。
使う色が多すぎると、理解して欲しいところが曖昧になり、聴衆に理解してもらいにくくなるからです。
メインカラーと特に強調したい部分に使うアクセントカラーの2色だと、重要な情報が伝わりやすくなります。
□まとめ
セミナー資料の作り方と作成する際に意識していただきたいことを解説してきました。
どんな風にして資料づくりを進めれば良いか、何を意識すれば良いのか大まかにイメージできたのではないでしょうか。
本記事を参考に、資料作りを成功させてくださいね。