自分史ノススメ


自分史とは、文字通りこれまでたどってきた人生を書き綴ったものです。
半生を振り返り、記録としてまとめるために、自分史を作ってみたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
原稿を書くことはできるけれど、本にするにはハードルが高いと感じている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、弊社をご利用いただいて、自分史を作成された事例をご紹介いたします。

□自分史を作るにあたって

「84歳なんです」

2020年夏、電話口でそう切り出されたのは、自分史を作成したいという髙野様でした。
コロナ禍で自粛する日々が続き、その時間で自分史を書き上げたというではありませんか。なんと有意義な時間の使い方でしょう。
完成した自分史を印刷したいというご依頼でした。
印刷するには印刷データが必要になります。どのような方法で原稿をお書きになったのかとお伺いしたところ、

「Wordです」

というお答えが返ってきて、さらに驚きです。
パソコンを敬遠される方が多い年代にも関わらず、積極的に取り入れており、かつWordを駆使して自分史のデータを作成されておりました。
ご入稿されたデータを拝見しましたら、多くの写真が入っておりました。しかも、写真を回りこむように綺麗に文章が配置されているのです。
ノンブル(ページ番号)を入れられないとのことでしたので、その点は弊社の無料サポートをご利用いただきました。
データをご用意いただけましたら、本にするための印刷依頼となります。

□自分史の印刷依頼

印刷通販の多くは、サイトからご注文していただく形を取っております。
本のサイズ、部数、用紙の種類等を選択して注文するのは、慣れていなければ骨が折れるものです。とくに用紙は、名前を聞いただけではどういう用紙なのか、用紙の厚さをイメージできないという難点がございます。
イメージに合った用紙を選択するためには、わかりやすい解説が必要になります。ご希望の用紙のイメージを伺い、適切な用紙を選択してお薦めしております。必要に応じて用紙サンプルをお送りいたしますので、イメージに相違ないか実物でご確認いただけます。
サイトからのご注文が難しい場合は、弊社ではメール等で臨機応変に対応しております。
髙野様とのやり取りも電話とメールで進めていきました。

□自分史の内容について

自分の人生を一言で言い表すのは、とても難しいことです。何歳の時に何が起こったという積み重ねは、膨大な情報量になるものです。
髙野様の自分史は生い立ちを時系列で綴られている、いわば自叙伝となっております。
写真が豊富で、生まれてからこれまでに何があったのか、ひとめでわかるアルバムのようです。その時の思いも共に綴られておりました。
自分の人生を直接語るのは少々気恥ずかしくなりますが、自分史を通して家族や友人に知ってもらうには最適です。

髙野様は、自分史に続いて旅の思い出を綴った旅行記、作品をまとめた写真集を次々と意欲的に制作されました。
自分史・旅行記はB5サイズですが、写真集は182mm×182mmの正方形サイズです。もちろん、こちらもすべてWordでデータを作成されております。

なかでもモノクロ写真集は、色に頼らずに被写体を表現しなければならないため、難易度が高くなっております。
写真を見る人により伝えるレイアウト、被写体を美しく見せる光のバランス、どの本にも魅力的な写真であふれております。
有意義な時間の使い方と飽くなきチャレンジ精神が、人生を豊かにすることを教わりました。

□まとめ

自分史を制作することで、人生を見つめ直すきっかけとなります。それだけではなく、過去を振り返ったことにより、これからの未来をどう生きるのか考える手掛かりにもなります。
また、自分史を作成するにあたり、社長や役員などの肩書、資格など一切必要ありません。どなたでも自由に作成することが可能なのです。
みなさまもお気軽に自分史を作ってみてはいかがでしょうか。